1999年2月22日に発売された富士通製の初代iモード端末「F501i」から7年と10カ月。2006年12月22日に発売になった、NTTドコモのモトローラ製端末「M702iG」とauの東芝製CDMA2000 1x EV-DO Rev.A対応端末「DRAPE」をもって、ついにネット接続機能を備えたケータイが500機種を超えた。
ちなみにこの500機種という数字は、2005年11月にサービスを終了したauの13機種と、一般に発売されていないを機種は除いたもので、いずれも現在普通にユーザーが利用可能なもの。内訳はドコモが202機種、au端末が143機種、ソフトバンクモバイル(J-フォン、ボーダフォン含む)は114機種、ツーカーが31機種、それにウィルコムが10機種となっている。
この500機種をすべて取りそろえ、各種コンテンツの実機検証サービス、コンテンツ変換ミドルウェアや携帯向け高画質画像配信技術の開発などを行っているのがKSKのフレックス・ファームビジネスユニットだ。
フレックス・ファームではネットアクセス対応機種が500を超え、あらゆるケータイ向けにコンテンツを変換するミドルウェア「x-Servlet」がこの500機種すべてに対応したことを記念し、その全ラインアップを、携帯向け高解像度画像配信技術「eXaScope」を用いて公開した。まさに“現役”の端末500機種が勢揃いしている。PCからアクセスする場合は http://www.flexfirm.jp/etc/500.html から、携帯でアクセスする場合は右のQRコードを読み取り接続するといい。
500機種の携帯電話とPHSが、横25機種×縦20機種で整然と並んでいる様子はまさに圧巻の一言。さらに、この画像は1機種1機種が確認できるレベルにまで拡大できる。懐かしのあの機種が、まだ実際に動作する状態で保存されており、各種検証作業に利用されているかと思うと感慨深い。
またフレックス・ファームでは、各機種の発売日やメーカー、貸し出しや検証などのサービス提供状況などが確認できるデータベース「マイスタ・ナビ」も無償で公開している。マイスタ・ナビでは、端末別のサイトへのアクセス状況を分析した独自のシェア順位が掲載されており、古い端末でもいまだに利用されている現状がかいま見え、コンテンツプロバイダーにとって貴重な情報源となるだけでなく、個人でも十分に楽しめる。
懐かしのあの機種や、今や子どものおもちゃになってしまったあのモデルに、画面上で出会えるかもしれない。
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