スマートフォン、約3割が“使ってみたい” ──楽天リサーチ調べ

» 2007年05月10日 23時46分 公開
[ITmedia]

 楽天リサーチと三菱総合研究所は5月10日、「第26回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」の結果を発表した。同調査は15歳から69歳の男女を対象に、3月19日から同22日にかけてWeb上で実施されたもので、回答数は1677名。うち主要4社の携帯電話・PHS利用者は1493名。第26回の調査では、スマートフォンの理解・認知状況、利用意向、および利用方法の予定などについて調査が行われた。

 今回の調査で、スマートフォンについて「内容までよく知っている」と回答した割合は全体で3.3%。「ある程度の内容まで知っている」「名前を聞いたことがある程度」までを含めた、スマートフォン認知ユーザーの割合は46.0%だった。性別・年代別では、男性ユーザーの50%以上がスマートフォンについて認知しており、また内容についても理解しているユーザーの割合が高い傾向があることが分かった。特に、30代、40代で最も認知が進んでいるという。

 また、回答者全体の29.6%がスマートフォンの利用意向を示しており、特に男性ユーザー層や若年層で、利用意向が高い傾向が見られた。特に10代ユーザーでは、現状での利用率は低い一方、今後「ぜひ利用したい」という割合が、7.2%と最も高い割合を示した。

 スマートフォンの利用意向を持つ人が挙げる理由は、「PCに比べ持ち運びが楽」という回答が78.7%で最多。そのほか、「携帯電話に比べて画面が大きい」「キーボードが利用可能」「ワード等のオフィスソフトが利用可能」という理由を挙げるユーザーが多かった。

 スマートフォンで利用したいアプリケーションは、メールが最多で80%以上となっており、以下、ホームページの表示・閲覧、予定表・スケジュールラ、エクセル、ワードと続いている。

 また、スマートフォン端末を選択する際に重視する事柄として、76.4%が「定額料金プランが充実」というポイント挙げている。そのほか、「小型・軽量である」「画面サイズが大きい」といったハードウェア面、「端末のOSがWindows系である」「インターネットのHPが、PCで見るように表示可能 (フルブラウザ等)」といったソフトウェア面のポイントを挙げるユーザーも多かった。

 なお、スマートフォンについて「内容までよく知っている」「ある程度の内容まで知っている」という回答者を対象に限定すると、「パケット量が増えるので通信料金が不安」と回答したユーザーが53.7%を占めた。スマートフォンを利用する上での課題としては、そのほか、「通信速度が遅い」「紛失時のセキュリティが不安」という回答が上位を占めた。

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