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» 2007年07月12日 14時00分 公開

ソフトバンク六本木、情報セキュリティ管理の「ISO27001」認証を取得

ソフトバンクモバイルの旗艦店、ソフトバンク六本木が情報セキュリティマネジメントシステムの標準規格「ISO27001」の認証を取得した。契約や料金収納、修理受付などの手続きの際に、顧客情報を適切に保護していることの証明となる。

[園部修,ITmedia]
Photo 六本木交差点前にあるソフトバンクモバイルの旗艦店、ソフトバンク六本木

 ソフトバンクモバイルは7月12日、同社の旗艦店の1つであるソフトバンク六本木が情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO27001」の認証を取得したことを発表した。ソフトバンクモバイルでは初めての取得になるという。

 ISO27001は、企業やグループが、取り扱っている個人情報や企業情報を適切に管理し、さまざまな情報漏えいリスクから保護されていること、またそれらを継続的に運用していけることを証明するもの。日本情報処理開発協会(JIPDEC)のプライバシーマーク制度と並び、個人情報をしっかりと保護していることを裏付ける。

 ソフトバンク六本木がISO27001認証を取得したのは、ショップ店頭での新規受付、料金収納、機種変更/サービス変更/属性変更、修理受付、イレギュラー対応など、顧客の情報を取り扱う一通りの業務についてだ。

 ソフトバンク六本木では、ISO27001認証取得を記念し、7月12日の開店前にささやかな授与式を開催。認証のための審査登録を担当したBSI マネジメントシステム ジャパンの代表取締役社長、徳永光正氏から、ソフトバンク六本木の店長、春日三穂子氏に認定証が手渡された。

PhotoPhotoPhoto BSI マネジメントシステム ジャパン代表取締役社長の徳永光正氏(左)からソフトバンク六本木店長の春日三穂子氏(右)へ認定証が手渡された。スタッフはガッツポーズ
PhotoPhoto 手渡された認定証。スタッフの名刺にはISO27001認証を取得したことを示すロゴシールが貼ってある

 授与式の冒頭で挨拶した徳永氏は「ISO27001認証は、情報セキュリティへの取り組みを始める最初のステップ。これから運営していき、情報漏えいの防止や管理を継続していくのは大変なので頑張ってほしい」と激励した。

 また店長の春日氏は「8月にソフトバンク六本木としてリニューアルオープンして以来、売上の成績を上げながらもお客様の情報をしっかり保護するにはどういったことが必要なのか、ずっと考えながら頑張ってきた。これからもお客様の情報はしっかり守っていきたい」との意気込みを示した。

 今回の取り組みは、ソフトバンクグループの情報セキュリティを推進するソフトバンクBBからの発案で始まったものだという。携帯電話を販売するソフトバンクショップは、顧客の情報を扱う最先端の現場であり、世界的な認証を取得したことは重要な意味を持つ。通常、ISO27001認証は、会社の情報部門やセキュリティ部門が取得することが多いが、「店舗で取得することは珍しく、貴重なこと」だと、ソフトバンクBB セキュリティ本部 セキュリティ推進管理部 セキュリティコンサルティング課 課長の樋口将士氏は話す。同氏はこうした成功事例や仕組み、考え方を広げていくことが大切だとした。

 さらに、認証を取得する過程で、店舗で働くスタッフが従来以上に個人情報の保護に関して高い意識を持つようになったことも大きいと春日氏は言う。「スタッフは認証を取得した店で働いているというプライドも持てますし、肝に銘じて個人情報の保護に取り組んでいます」(同氏)

 なお、認証の取得にあたって、業務を妨げるようなプロセスは一切増えていないという。業務の流れで見直しや変更が入ったのは、窓口ではなくその後ろ側での業務であり、ショップに来店する顧客をその分待たせたり、店頭で繁雑な作業が増えたりは一切していない。

 今後、ソフトバンク六本木以外の店舗でも、一店一店ISO27001を取得して行くかどうかについては、まだ具体的な計画はないそうだが、前向きに取り組んでいく意向のようだ。

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