MMD研究所は7月26日、「学校裏サイトに関する実態調査」の結果を発表した。この調査は、2007年7月13日から17日まで、ストラテイションが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、シンクタンクが運営する「PREMA」など計16社、モバイル20サイトの協力のもとで実施したもので、有効回答数は1万6682人。
同調査によれば、学校裏サイトを知っている人は、学生では40.0%、一般では28.5%。全体では33 .0%が、学校裏サイトについて知っていることが分かった。
学校裏サイトを知ったきっかけは、学生では「友人」が74.2%で最多、次いで「インターネット」が15.8%となった。一般では「テレビ」が53.8%で最も多く、次点は学生と同様「インターネット」で22.5%だった。
学校裏サイトの利用経験がある学生を対象に、利用頻度を調査したところ、「過去利用していたが今はしてない」が56.4%で最も多く、次いで「毎日」が11.8%となった。過去に利用していたが今はしていないという回答者を除くと、一週間に1回以上利用しているという割合が78.4%となり、約8割の回答者が頻繁に利用している傾向がうかがえる。
学生で学校裏サイトの利用経験がある回答者の利用目的は、男女ともに「暇つぶし」が7割を超える結果となった。男女による順位の差はほとんどなく、「暇つぶし」「噂話」「部活」が上位となっている。
学校裏サイトを利用して、不快な思いをする書き込みを見たことがある学生は全体の84.6%。その内容は、「荒らし」が44.2%、「教師への悪口・不満」が39.3%、「個人情報が出ていた(個人名・電話番号・アドレスなど)」が32.0%となり、利用目的で第2位となった「噂話」を不愉快と答えた回答者は4.0%に留まった。
なお学校裏サイトが、テレビや雑誌で問題視されていることを知っている学生は7割を超えた。そのうち、学校裏サイトに「問題があると思う」と答えた回答者は7割以上。問題点については、約8割が「各個人のマナーの問題だと思う」と回答している。
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