ディスプレイを表にして折りたためる回転2軸ボディを採用した「W52SA」。この状態で、どんな操作ができるかという質問が寄せられた。
W52SAの右側面にはサイドクリア、サイドカーソル(上下左右)、決定キーの機能を兼ねるシャッターといったキーが並ぶ。シャッターキーを押すと、操作しやすいよう項目が縦に並んだ専用メニューが表示され、機能を呼び出せる。マナーモードのオン/オフがダイヤルキー部のクリアキーに割り当てられているので、マナーモードのオン/オフは、この専用メニューからも行える。
右側面のキーはランチャー機能も兼ねており、上下左右キーの長押しにはカメラ、テレビ(au Media Tuner)の起動、ライト点灯(押している間のみ)、Felicaロックのクイック解除が割り当てられ、サイドクリアキーを押すと「ボイス/メモ」メニューを呼び出せる。
なお、閉じた状態で通話は行えず、着信時にも閉じた状態では通話の開始操作はでない。ただ、サイドクリアキーの長押しで簡易留守メモを起動できる。ディスプレイが表に出ている時のみ着信時に電話番号や登録名を表示しないようにする機能はないが、着信表示をオフに設定しても特定のキー(アプリキー、シャッターキー)を押すことで電話番号や登録名を表示することは可能だ。
W52SAでは、ディスプレイを表にして閉じると同時に「au Media Tuner」(ワンセグ)が起動するよう設定できる。ワンセグは前回視聴していたチャンネルのまま起動する仕様。もちろんこの機能はオン/オフ設定が可能だ。
また関連機能としてはディスプレイを表にして折りたたんだ場合のみ、充電開始時に「au Media Tuner」を起動する機能もある。ディスプレイを表にして卓上ホルダーにセットすると自動でワンセグが起動し、面倒な操作を行うことなく充電しながらワンセグを楽しめる。
W52SAには、カメラやワンセグアイコンの付いたキーが見あたらないが、右側面キーのランチャー機能がディスプレイを表にして折りたたんだ状態でも有効になるため、ワンボタンでの起動が可能だ。サイドカーソルキー上の長押しでカメラ、サイドカーソルキー下の長押しでテレビ(au Media Tuner)を起動できる。なお、この2つのランチャー機能はディスプレイを裏にして折りたたんだ状態では無効になる。
W52SAの背面ディスプレイは、1行表示のコンパクトなものだが、日時の表示以外に音声着信、メール着信時の相手先のアドレス帳登録名(登録のない場合は電話番号、メールアドレス)が表示される。ほかにもサイドカーソルキー上を押すとEZニュースフラッシュのヘッドライン、サイドカーソルキー下を押すと新着情報(不在着信件数、新着メール件数など)を確認できる。液晶はモノクロながらTFTを採用しており、視認性は悪くない。
なお、背面液晶のバックライトは、常時点灯に非対応。バックライトの点灯時間はディスプレイを閉じた場合、サイドキーを操作した場合のいずれも最大10秒となっている。バックライトが消灯しても、明るい場所なら内容を充分読みとれる。
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