auの夏商戦向けWIN端末として三洋電機がラインアップしたのは、防水ワンセグケータイの「W53SA」と、ソリッドデザインのワンセグケータイ「W52SA」。W53SAは女性に、W52SAは男性に振ったデザインだ。
同じメーカーが開発したこともあり(とはいえ、W53SAは鳥取三洋電機、W52SAは三洋電機が開発)、両モデルには共通の部分も多い。両端末の違いや新機能をチェックしよう。

W53SA(左)はバスタイムにもメールやワンセグを楽しめる。ディスプレイは2.6インチワイドQVGA。W52SAはディスプレイを表にしたコンパクトな状態でワンセグを楽しめる。ディスプレイは2.8インチのワイドQVGA防水ワンセグのW53SAは、女性のバッグや財布などに使われているキルティング加工の「マトラッセ」をデザインに取り入れた端末。背面にキルティング風の加工を施し、サブディスプレイをハーフミラー調にすることで、小さなアクセサリーのような端末に仕上げた。
防水性能を備えながらも、厚さ20ミリ(暫定)というスリムさを確保。ボディカラーは若い女性に人気のピンク(ライラックピンク)と、30代女性の指示を集めるレッド(カメリアレッド)、幅広い層にアピールするホワイト(ジャスミンホワイト)をラインアップした。

ボタンやスロットは必要最低限のものを装備。microSDスロットはバッテリーパックの内側にある(左)。ディスプレイ上部にステレオスピーカーを装備。ステレオスピーカー対応の防水ワンセグ機はau初となる。スピーカーの周辺はエラストマーで防水対策している。その下には樹脂を使っているが、色を統一しているので一見すると分からない回転2軸ボディのワンセグケータイW52SAは、「インゴット」(金属の塊)をデザインテーマに据えた端末。フラットなボディの先端部は、斜めに切り落としたようにカットされ、それが端末にシャープな印象を与える。
クラスターシルバーとライトブルーの端末先端部には、薄い金属の膜を何重にも重ねる「多層蒸着塗装」が施され、鏡のようにキラキラ光る。これは赤外線ポートを隠す役割も果たしているという。「ナトリウムの固まりを切ると、切り口がキラキラと鏡のように輝く。そんな金属感を表現した」(三洋電機 商品企画2課の横田希氏)。ライトブルーはヒンジ部にも多層蒸着塗装を採用したという。
ボディカラーはライトブルー、フィールブラック、クラスターシルバーの3色。フィールブラックのみ、(「MEDIA SKIN」に採用された)ボディの外装がソフトフィール加工され、やわらかくしっとりした手触りになっている。


右側面にはイヤフォン端子と、ディスプレイを表にした状態でワンセグの各種操作を行うためのボタンが並ぶ。左側面にはmicroSDカードスロットと充電ポートがある。ダイヤルキーはフレームレスキーを採用。キーの下にはステレオ録音用の2つのマイク穴がある

フィールブラックはソフトキーにメッキ加工を施した。カメラやスピーカーは裏面に装備。スピーカーの横には置いたままでも音が抜けるよう、小さな台がある。イヤフォン端子にはアイコンではなくすべて大文字の「EARPHONE」という文字| W53SA | W52SA | |
|---|---|---|
| サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×104×20ミリ(暫定) | 50×107×18.7ミリ |
| 重さ | 約145グラム(暫定) | 約133グラム |
| ボディ形状 | 折りたたみ | 回転2軸 |
| メインディスプレイ | 2.6インチワイドQVGA | 2.8インチワイドQVGA |
| サブディスプレイ | 0.6インチモノクロ(16×96ピクセル) | 0.8インチモノクロ |
| カメラ | AF付き有効画素数197万画素CMOS | AF付き有効画素数199万画素CMOS |
| 日本語入力 | Advanced Wnn α | Advanced Wnn α |
| キーバックライト | ホワイト | ブルー |
| EZ・FM | ― | ○ |
| EZテレビ(ワンセグ) | ○ | ○ |
| ICレコーダー | ○(モノラル録音) | ○(ステレオ録音) |
| EZ FeliCa | ○ | ○ |
| 外部メモリ | microSD | microSD |
| 防水対応 | ○ | ― |
| ボディカラー | ジャスミンホワイト、ライラックピンク、カメリアレッド | ライトブルー、フィールブラック、クラスターシルバー |
W53SAとW52SAは機能面で共通するところが多く、ワンセグ機能、「すすっとスキャン」「ぱぱっとパノラマ」などの機能は同等だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.