アッカ・ネットワークスとドコモ、KDDIら6社連合に続き、ソフトバンクとイー・アクセスが次世代高速無線通信に関する免許申請の方針を明らかにした。
ソフトバンクとイー・アクセスは、2.5GHz帯でのモバイルWiMAX事業の展開を目指して提携し、事業企画会社の「オープンワイヤレスネットワーク」に共同出資。同企画会社には、イーモバイルに出資実績があるゴールドマン・サックス、テマセク・ホールディングスらの投資会社に加え、NECビッグローブ、ソネットエンタテインメント、ニフティ、フリービットといったISP6社も出資する。
出資総額は200億5000万円で、各社の出資額はイーアクセスが65億円(32.42%)、ソフトバンクが65億円(32.42%)、ゴールドマン・サックスが45億円(22.44%)、テマセク・ホールディングスが23億5000万円(11.72%)、NECビッグローブ、ソネットエンタテインメント、ニフティ、フリービットがそれぞれ5000万円(各0.25%)。グループ会社が3Gの携帯電話サービスを提供しているイーアクセスとソフトバンクの出資は、総務省の規定通り3分の1以下に抑えられた。
ソフトバンクとイー・アクセスは、6月からWiMAXの市場性に関する分析を共同で行っており、既存の3G携帯事業と固定ブロードバンド事業とのシナジー効果が見込めるという認識で一致したことから提携を決めたという。両社は強みとして資金調達やADSL・モバイル事業での実績、WiMAXの実証実験の経験などを挙げている。
また、この8社連合の特徴として挙げられるのが、インターネットサービスプロバイダ各社が出資している点。提携ISP各社とイー・アクセス、ソフトバンクのインターネット会員数をあわせると約1500万となり、各社のMVNO事業が事業計画の強みになるとしている。
両社は企画会社のオープンワイヤレスネットワークを通じて免許を申請し、免許取得が実現した場合は同社を通じてWiMAX事業を展開。事業計画の詳細については、免許取得後に説明する予定だ。
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