総務省は8月7日、2.5GHz帯を利用した次世代高速無線の基地局開設計画に関する申請受付を9月10日に開始すると発表した。10月12日まで申請を受け付ける。
2.5GHz帯を利用した次世代高速無線免許の割り当てについては総務省が、既存の3Gキャリアの単独申請を認めず、参入する場合は出資比率3分の1以下の会社経由としたことから、既存キャリアの参入が難しくなっている。
ドコモの中村維夫社長は「NTTグループと組んで参入を目指す」とし(7月19日の記事参照)、KDDIの小野寺正社長も具体的な方針は明らかにしていないものの、「参入の意志は変わらない」(6月13日の記事参照)と話している。
イー・アクセスとソフトバンクは、参入に向けた施策の1つとして、共同で「Feasibility Study」(実行可能性、採算性、企業化調査)について検討するとしており、他キャリアにも参加を呼びかけている(6月21日の記事参照)。
一方、参入の可能性が高いと見られるアッカ・ネットワークスは、子会社の「アッカ・ワイヤレス」を設立し、WiMAXを採用した無線ブロードバンドサービスの提供開始に向けて準備を進めている。
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