中国Rokid(ロキッド)は2月25日、同社のAI/ARスマートグラス「RokidスマートAIグラス」の日本市場への本格投入を発表した。日本での販売・サポートはフューチャーモデルが担当し、2月26日からMakuakeでの先行販売を開始する。
本体の税込通常価格は10万9890円。Makuakeでは、数量・期間限定の先行価格7万9990円で提供する。
RokidスマートAIグラスの最大の特徴は、フル機能(カメラ、ディスプレイ、スピーカー)搭載でわずか49gという軽量設計だ。フレームは一般的なメガネと同様のデザインで、度付きレンズにも対応。レンズはマグネット式クリップで着脱できるため、視力矯正が必要なユーザーも使いやすい。度付きレンズは、眼鏡店「JUN GINZA」にて製作できる。
鼻パッドには独自の「エアマット」素材を採用し、長時間装着時の疲労感を軽減するという。
ディスプレイはデュアルレンズ構成(両眼表示)で、最大輝度1500ニトを実現。屋外の明るい環境下でも視認性を確保できるとしている。チップはデュアルチップ構成を採用しており、AI処理とバッテリー効率の両立を図っている。
フレーム左側にソニー製IMX681センサーを採用した約1200万画素のカメラを搭載しており、一人称視点での写真撮影や4K動画撮影に対応する。なお、撮影中はフレーム右側に通知用のLEDが点灯する。また、AR録画機能にも対応する。スマートグラスに表示されている内容を重ねて録画するというもので、テキストオーバーレイなど多彩な演出が可能になるという。
AI関連では、OpenAIのGPT-5とGoogleのGeminiを含む複数のAIモデルを搭載。カメラやマイク、スピーカーを利用し、「見る・話す・聞く」に最適化されたAIアシスタントとして機能するという。
例えば「Hi Rokid、これ何?」と話しかけるだけで、カメラが被写体を認識しAIが音声と文字で解説する。他にも、会話を自動で記録・要約するAIレコーダー機能、89以上の言語のリアルタイム翻訳など、多彩なAI機能を搭載する。
他にも、プレゼン原稿をレンズ内に表示するテレプロンプターモード、Google マップと連携して進行方向をレンズ内に表示するハンズフリーナビゲーションなどの機能を利用できる。
バッテリー性能については、スタンバイ約24時間、通常利用で約8時間の使用が可能。機能別では連続翻訳2時間、動画撮影30分、通話4時間、音楽再生6時間としている。急速充電に対応しており、20分で約80%まで充電できる。
また、別売りオプションとはなるが、「カプセル充電器」も用意されている。RokidスマートAIグラス専用のモバイルバッテリーのようなもので、グラスに装着したまま使用できるため、充電しながら使い続けることが可能になる。他にも、バッテリー内蔵のポータブル充電ケースも用意する。
日本市場展開にあたってフューチャーモデルは、以下3点を重点施策として掲げる。
開発者向けには、スマートフォンの演算力を活用する「CXR-M SDK」、グラスOS上で直接動作する「CXR-S SDK」、ローコード/ノーコードでAIエージェントを構築できる「Rizon Platform」の3種類の開発ツールを提供。世界3万人以上の開発者コミュニティーを形成しており、Amazon AWS、Google、東京大学を含む50以上の機関と提携する。
フューチャーモデル代表の曲亮氏は「5つの機能(グラス、イヤフォン、カメラ、翻訳機、レコーダー)をそれぞれ単品でそろえれば15万〜20万円かかる。AI機能込みでこの価格はコストパフォーマンスが高い」と強調した。
なお、蔦屋家電+二子玉川店および全国のソフトバンクショップ(ららぽーと湘南平塚店、アリオ鷲宮店、晴海トリトン店、イオンモールりんくう泉南店ほか)にて体験展示も実施する。誰でも予約不要・無料でRokidスマートAIグラスを体験できる。
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