京セラ製の「W53K」は、2006年夏モデルで登場した「W44K」からコンセプトを継承したスリム端末。W44Kは、トレンドスペックを抑えつつも、折りたたみWIN最薄(発表時)という厚さ15.3ミリのスリムさとシンプルさが人気となり、バージョンアップモデルの「W44K II」、セキュリティに配慮したカメラ無しモデルといった派生機種を生み出すベストセラーになった。
W53Kでは新たにワンセグ受信機能を搭載し、さまざまなスタイルでテレビを快適に視聴できる回転2軸ボディを採用。しかし厚さは約15.4ミリ(最厚部18.9ミリ)と、以前15ミリ台前半というスリムサイズを実現している。さらに、持ちやすさに直結する端末の幅寸法については約49ミリと、50ミリを下回るコンパクトさになっている。
デザインと基本機能についてもW44Kシリーズから多くの要素を引き継いでおり、背面パネルとディスプレイへの強化ガラス(鉛筆硬度9H相当)の採用や、背面のハーフミラーパネルとイルミネーションキー、フレームレスキー+ワンタッチダイヤル、AF付き2メガカメラなどを搭載している。
ワンセグは最長約4時間の連続視聴が可能で、番組表からの予約録画と外部メモリ(最大2GバイトまでのmicroSD)への録画に対応する。ディスプレイは2.7インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応液晶へと高解像度化を果たし、データフォルダ容量も100Mバイト(W44Kは40Mバイト)へとアップ。さらに、光センサーによりディスプレイとダイヤルキーの照明を自動でオン/オフする長持ちモードを搭載し、連続待受時間も約260時間から約300時間へと伸びている。
カラーバリエーションはパッショネイトレッド、ルミナスシルバー、シャンパンピンクの3色。LISMO「ビデオクリップ」に対応するほか、EZナビウォーク、災害時ナビ、EZニュースフラッシュ、EZケータイアレンジ、PCサイトビューアー、オープンアプリプレイヤーなどの機能を搭載する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.