各キャリアが音楽機能を強化する中、ソフトバンクモバイルも秋冬モデル向けに新しい音楽サービス「S!ミュージックコネクト」を発表した。
ソフトバンクモバイルでは、2007年秋冬モデルのうち「920SH」「820SH」「821SH」「822SH」の4モデルをWindows Media Audioの対応させ、今後対応機種を順次拡大する考え。CDからWMA形式に変換したり、聴きたい曲をWMA対応の楽曲配信サイトで探したりするのに便利なサービスとしてS!ミュージックコネクトを提供するという。
サービスの軸になるのは、ソフトバンクモバイルが無料で提供するPC向けの楽曲管理ソフト「S!ミュージックコネクトプレーヤー」。このソフトにはCDの楽曲をWMA方式に変換して管理する機能が用意され、ユーザーはPCとWMA対応端末を接続することで端末の外部メモリに楽曲を転送できる。また、このソフトには、音楽関連の情報やヒットチャートを配信するポータル機能が搭載され、ユーザーが気になる曲をクリックすると、その曲を提供する音楽配信サイトの購入画面にアクセスできる。

ポータルで気に入った曲をクリックすると配信サイトにアクセスできる(左)。取り込んだ楽曲はドラッグ&ドロップで携帯に転送できる(右)。端末をMTPモードに設定してPCとUSBケーブルで接続し、PC内のWMA楽曲表示エリアから右の携帯電話用エリアにドラッグ&ドロップすれば転送できるソフトバンクモバイルは、S!ミュージックコネクトプレーヤーの提供に伴い、レーベルゲートが提供する音楽配信サイト「mora win」と提携しており、ポータルサイトからの楽曲購入先としてmora winが表示される。ソフトバンクでは、他のWMA配信サイトとの提携も進める考えで、ポータルを通して各提携サイトの楽曲への誘導を図るとしている。楽曲の支払いは、サービス当初は各配信サイトの決済機能を利用することになるが、今後は携帯の利用料金と合算して支払えるよう検討を進める予定としている。
S!ミュージックコネクトプレーヤーでは、エイベックスの「ミュゥモ・ミュージック」、YAMAHAの「MySound」など、他のWMA配信サイトで購入した楽曲も取り込んで管理でき、携帯電話で聴きたいPC内のWMA楽曲を一元管理し、転送することが可能だ。
S!ミュージックコネクトプレーヤーのPC側の動作環境は、Windows XP Home Edition SP2、Windows XP Professional SP2、Windows Vista Home Basic、Windows Vista Home Premiumの各日本語版標準インストールモデル。WMAはWindows DRM10による著作権保護をサポートする。なおMacintosh版プレーヤーについては、「ユーザーの利用動向を見ながら検討する」という。
転送用ケーブルは、データ通信対応の汎用USBケーブルを利用可能。秋冬モデルについては、920SHのみケーブルが同梱される。
3.2インチフルワイドVGA、5メガ3倍カメラなど8モデル、“シャア専用”も──ソフトバンクモバイル2007年秋冬モデル
知りたい情報をダイレクトに表示――Yahoo!ケータイの検索を変える「oneSearch」
KDDI×ソニー、着うたフルをウォークマンで楽しむ新プロジェクト
月額1280円で150万曲聴き放題 「Napster」国内サービス開始
「ドコモとして音楽配信はしない」──タワレコ提携の狙いはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.