イー・モバイル、東名阪の人口カバー率90%突破──イー・アクセス2008年3月期中間決算

» 2007年11月13日 19時58分 公開
[園部修,ITmedia]

 イー・アクセスは11月31日、2008年3月期の中間決算を発表した。同社は2007年5月31日の時点で、イー・モバイルの株式を一部売却し、持分比率を37.6%に下げたため、イー・モバイルの業績は4月1日から5月31日までが連結の対象となっており、6月1日以降は持分法適用関連会社となっている。

 2007年9月中間期のグループ売上高は301億4000万円で、前年同期比で6.7%、18億8700万円の増加を記録。ただし営業利益は前年同期比63.9%減、24億9500万円減となる14億700万円にとどまり、経常損失が40億800万円となった。中間純損失は6700万円。経常利益23億9800万円、中間純利益18億9700万円を記録した2006年9月中間期は黒字だったが、モバイル事業(イー・モバイル)の販売促進費や基地局建設による賃借料などが増加し、収益を圧迫した。

 売上高の増加は、モバイル事業とイー・モバイルに端末を販売する商品開発部門の売上が計上されたことが大きい。ADSLサービスでは、契約者の減少と、低価格サービスの利用者が増え、ARPUが低下したことにより、前年同期比で減収となっている。経常損失が大きい理由は、モバイル事業による投資損失42億5000万円が計上されているため。

 ちなみにイー・モバイルの売上高15億800万円、営業損失41億2000万円は、4月1日から5月31日までのもの。サービスエリアの拡大は順調に進んでおり、2007年9月末の時点で東京、大阪、名古屋の人口カバー率は90%に達したという。全国人口カバー率も40%に向上。契約数は2007年9月末に12万2000契約だった。

 通期の業績予想は据え置きで、売上高635億円、営業利益61億円で、経常損失73億円(イー・モバイルにかかる持分法による投資損失118億円を含む)、当期純損失51億円(イー・モバイル株式売却益46億4100万円および少数株主損失25億円を含む)としている。

 なお同社は、自己株式の取得を行うことも決議した。取得する株式の総数は5万株で、自己株式をのぞく発行済み株式総数(145万8525株)に対する割合は3.4%。取得価額の総額は30億円としている。取得は東京証券取引所での市場買付で行う。期間は2007年11月14日から2008年6月30日。

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