みまもりほっとラインの「iポット」が“おでかけお知らせ”機能を搭載

» 2008年03月24日 19時07分 公開
[ITmedia]
Photo iポット(CV-DA22)。容量は2.2リットルで、サイズは215(幅)×300(高さ)×280(奥行き)ミリ。保温力を高めた「VE電気まほうびん」、軽く押すだけの「電動給湯」、壁や家具への蒸気の影響を抑える「蒸気セーブ」、お手入れ簡単な「フッ素加工内容器」、うっかりふれてもお湯が出ない「自動給湯ロック」、空だき防止機能、転倒時の湯もれを抑える安心設計といった特徴を備える

 象印マホービンは3月24日、離れて暮らすお年寄りなどの生活状況を、電気ポットの利用状況を通して見守る「みまもりほっとライン」サービスに、外出や帰宅をメールで知らせる「おでかけお知らせ」機能を追加し、同サービスに対応した「iポット」の新モデルを発表した。5月21日からサービスを開始する。

 みまもりほっとラインサービスは、ドコモの通信モジュールを内蔵した電気ポット(iポット)を利用して、電源を入れた、給湯をした、といったポットの使用状況を、離れて暮らす家族などの携帯電話やPCのメールに1日2回通知するもの。“今日は1日電源を入れていない”といった異変が発生した場合にはすぐ気づくことができる一方、見守られる側に負担や不安がないというメリットがある。

 ただ、従来のサービスでは、ポットの使用者が長時間ポットを使っていない状態が、ユーザーの外出によるものか、それともユーザーの体調悪化などによるものかが判別できないという問題があった。そこで新しいサービスでは、おでかけお知らせ機能を用意し、ユーザーがポットにある「おでかけ」ボタンを押すと、お知らせメールで外出したことが分かるようにした。帰宅後再度おでかけボタンを押すと、帰宅時間も知らせることが可能。

 なお、現在提供されているポットの未使用時間や最新の使用状況5件の通知、気になるときに使用状況を確認できる「メールリクエスト」、専用Webページで1週間分の使用状況をグラフ表示する機能、3日分のグラフをiアプリ上で確認できる「みまもりあぷり」などは引き続き提供される。

PhotoPhoto みまもりほっとラインサービスは、携帯電話などで電気ポットの利用状況が確認できるサービス。未使用時間などを知ることで異変がないかをチェックできる。定時連絡のほか、使用状況を知らせるメールのリクエストもできる
Photo 契約者専用サイトで、過去1週間の使用状況をグラフ表示する機能も提供する

 利用料金は、初回契約料が5250円で、月額は3150円。iポットは新品をレンタルする形になる。オプションで、通知先のメールアドレスを1件に付き105円で最大2件まで追加できる。

 なお、今回の新サービス開始にともなって、ポットもモデルチェンジする。本体は保温力の高い「VE電気まほうびん」に変更し、年間の消費電力量を約3分の2に削減。通信機能は、DoPa網が2012年で利用できなくなるため、新たにFOMAに対応。ムーバのサービスが終了する2012年以降も利用可能だ。

関連キーワード

携帯電話 | 象印マホービン | FOMA | NTTドコモ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月16日 更新
  1. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  2. “NHK受信料”の督促に温度差 警察には「丁寧な周知」も、国民には「法的措置」 (2025年12月14日)
  3. ドコモ、“スマホ新法”の詳細は「公取委に問い合わせて」 施行前に自社サイトで案内 (2025年12月15日)
  4. OPPOの研究施設で見た「業界標準を超える」スマホの作り方 電池寿命を延ばす素材、24時間365日稼働のテストも (2025年12月15日)
  5. 「駅で逆上し、列車遅延に」──“撮り鉄”の危険行為に広がる懸念 JR東日本が注意喚起 (2025年12月13日)
  6. 公共の場所でスマートウォッチに話しかけられますか? 「Pixel Watch 4」のGeminiで感じた“利便性”と“羞恥心” (2025年12月15日)
  7. NHK ONEの「閉じられないメッセージ」、既受信契約者にも表示へ その意図は? (2025年12月11日)
  8. iPhoneの見づらい“透明デザイン”を改善する2つの設定 (2025年12月11日)
  9. 500ポイントもらえる「東京アプリ」のテストに参加する方法は? 1.1万円相当のポイント付与に向けた最終検証がスタート (2025年12月15日)
  10. KDDIがブラウザと検索エンジンの選択必須化を案内――いまさらChromeとGoogle以外を選ぶメリットはどこにあるのか (2025年12月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー