KCP+端末に思うことMobile Weekly Top10

» 2008年03月31日 20時35分 公開
[園部修,ITmedia]

 今週のアクセスランキングは、“昔のケータイの中身が見たい”企画の「D505i」編がトップを獲得した。編集部に死蔵されている端末をリサイクルに出す前に、もう一頑張りしてもらうのが目的で始めたこの企画だが、なかなか読者の関心も高いようだ。

 2位にはドコモと富士通がソフトバンクモバイルと東芝の“かんたん携帯”こと「821T」の製造、販売等の差し止めを求める仮処分を申し立てたことに対する神尾氏のコラムが入った。この件は、開発の現場にも波紋を起こしているようだが、円満な解決を望みたいところ。

 このほかドコモの新端末「NM705i」や「SH705iII」、auの新端末「W62S」などの情報もランクインした。3月も終盤になり、ドコモの春モデルはほぼ投入を完了。auの春モデルは、KCP+端末以外の機種はほぼ販売を開始しているものの、KCP+端末は「W61T」以外はまだ“近日発売”になっていないという状態だ。ソフトバンクモバイルの春モデルは、「821SC」がやや遅れているようだが、もともと4月下旬以降に発売予定のXシリーズと、ティファニーケータイをのぞいて販売が始まっている。

 KCP+端末は、すでに「W56T」「W54S」「W54SA」の販売が始まっているが、これらは販売開始が当初の計画より大幅に遅れたうえ、発売後に4回のソフト更新が行われた。ソフト更新で修正された不具合の中には、“通話ができない場合がある”“テレビ電話が着信できない場合がある”“圏外から圏内に移動するとEZwebに接続できなくなることがある”といった、携帯電話の根幹の機能に関わるような事象も含まれており、トラブルの根の深さを感じさせる。こんな状態では「W61SA」や「Cyber-shotケータイ W61S」の発売を待っている人の中には、はたしてゴールデンウィーク前に入手できるのだろうか……と不安になっている人もいるだろう。

 筆者はW54SAを購入して使っているが、やはりEZwebアクセス中に“プチフリーズ”(1分以上操作できず、画面が固まる)状態になったり、au oneメールガジェットでau oneメールの確認ができなかったりと、いろいろトラブルを経験している。今後もまだ何度かケータイアップデートが行われるのだろうな、という気もする。

 au oneガジェットやマルチプレイウィンドウなど、新たなコンセプトやアイデアは未来を感じさせてくれる。待受画面から直接Google検索ができる点や、EZwebにアクセスするタスクを複数立ち上げて、MULTIキーで切り替えながら使う、といった“本当の意味でのマルチタスク”が可能な点などは称賛に値する。しかしユーザーは今、KCP+プラットフォームに対して不信感を抱いてしまっている。

 新しいプラットフォームを作るのが簡単ではないことは十分理解しているつもりだ。とはいえ、ユーザーが満足できないクオリティの製品を発売してしまうのはいただけない。KDDI、そして端末メーカーの方々には、完成度が高く、快適な使い勝手のKCP+端末を、1日も早く発売できるよう頑張ってほしいものだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月17日 更新
  1. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  2. “クレカ障害”の原因、三井住友カードが明らかに 都内店舗は「現金や交通系ICカードをご利用ください」と客に案内 (2026年07月16日)
  3. “クレカ障害”にJCBと楽天カードがコメント 朝のラッシュを直撃 (2026年07月16日)
  4. 日本通信がMVNOサービスでシェア5位に 月額290円からの“合理的プラン”が好調 (2026年07月15日)
  5. “クレカ障害”で「現金を持つべき?」の声 三井住友カード「弊社システムで障害は発生していない」 (2026年07月16日)
  6. “特典終了”が続く「d払い」「dポイント」のお得さはどう変わるのか これからは「dカード」の利用が得策? (2026年07月17日)
  7. 最大21日間駆動、オフラインマップにも対応した「Xiaomi Watch S5」がAmazonで販売中 (2026年07月16日)
  8. “QR切符”は改札をスムーズに通過できる? 「ゆりかもめ」が導入し話題、メリットは何か (2026年07月15日)
  9. なぜ「ドコモ銀行」じゃない? 「ドコモSMTBネット銀行」の名称に隠された通信と金融の“パワーバランス” (2026年07月15日)
  10. LINEの新「プレミアムブロック」で完全な“絶縁”が可能に? 従来のブロック機能との決定的な違い (2026年07月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー