写真で解説する「P906i」(1/5 ページ)

» 2008年05月27日 21時43分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 よりスリムに、もっと使いやすく──。ディスプレイが横にも開くWオープンスタイルと“VIERAケータイ”を継承したパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末が「P906i」。2007年冬モデルの「P905i」のリニューアルモデルとして多くの特徴を引き継ぎつつ、スリムで洗練されたデザインとさらに使いやすくする工夫を盛り込んだ。

photophoto Wオープンスタイルを継承した「P906i」。カラーはメタル、ピンク、ホワイト、ブラックの4色を用意する。ブラックのみダイヤルキー面をつや消しのマット仕上げとし、指紋が目立ちにくい特徴がある

 P905iが多くのユーザーに支持されたポイントの1つに、ワンプッシュオープンボタンでディスプレイがパッと開く“ノーマルスタイル”と“魔法のフック”とともにディスプレイが横に開く“ヨコオープンスタイル”で使用できることとともに、余計な出っ張りが少ないスリムなデザインであったことが挙げられる。ただ、改めてP905iを見直すと、背面や右側面のWオープンスタイルを実現するためのヒンジ部がコンマ数ミリほどふくらんでいる。

 対してP906iはその背面と側面の“ふくらみ”をなくし、約1.1ミリの薄型化を実現した。背面の多くを占めるフラットな鏡面パネルとともに、硬質でシャープ、やや“オトナ”な印象を受けるデザインにリニューアルされた。

photophoto 鏡面仕上げの背面パネル、中央にサブディスプレイが備わる。背面の多くを占めるミラー調のクリアパネル。中央に128×36ピクセルのサブディスプレイ(プライベートウィンドウ)を備え、日時や着信・メール通知、iチャネルテロップなどを表示できる。通知LEDは、サブディスプレイの両側に2灯搭載。右LED→サブディスプレイ→左LEDと“点”がツツツツと流れていくように表現する仕掛けがある(左)。横にも開くWオープンスタイルを継承して採用する(右)

 ディスプレイはP905iの3インチから、0.1インチ大きい3.1インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶に変更。0.1インチ大きくなっただけなので使用上の差はそれほど感じないと思うが、“VIERAケータイ”として映像表現にもこだわりを込める機種なので、可能な限り大きいディスプレイをという意気込みの表れといえる。

 ダイヤルキーも若干変更された。キーが占める面積は同じながらすき間なくキーを配置したことで全体的に、特に十字キーが大きくなった。十字キーは中央が微妙にくぼむ“すり鉢”状に、そのほかのキーはドーム形状とし、各キーは隣接するものの押し間違いをなるべく減らすような工夫も設けた。

 そのほか、側面のキー配列も異なる。プッシュトークキーが左側面へ移り、その場所へ平型イヤフォン端子を配置。上下兼メモキーや充電・通信端子の位置も少し違う。バッテリーは3.7V/770mAhタイプ。容量はP905iと同じだが、やや薄く幅広い形状のものになった。薄型化を追求する反面、幅広くなったバッテリーを避けるため、サイドキーの位置も変更されたと思われる。同じく、microSDスロットもバッテリーカバーごと外してアクセスするスタイルから、独立したカバーで差し替えられる方法に変わった。筆者はP905iの方法もさして変わらない、むしろ開けて“繋がっている”カバーがじゃまにならないのでよいと思っていたが、「バッテリーカバーを開けなければならないのは面倒だ」というユーザーも多かったという。

 裏面は510万画素のカメラとステレオスピーカー、FeliCaマークがある。カメラの基本スペックはP905iと同じだが、新たに「顔検出オートフォーカス&オート露出」機能が備わった。集合写真の撮影を想定し、ファインダー内の人物の顔を最大5人まで検出可能。ピント合わせとともに露出も自動的に補正するので、背景も顔もよりきれいに撮れるようになるという。ただ残念ながら、フォトライト(LED撮影補助用ライト)が省かれ、裏面のカメラ部がごくわずかに出っ張ってしまった。「SH905i」がフォトライトを省いたため、某有名タレントさんのブログとともにちょっとした騒ぎになったことを思い出したが、P906iは大丈夫だろうか。ちなみに「SH906i」のカメラは520万画素に強化され、フォトライトを今回は備えている。

photophoto P905i(左)と比較。P906iは背面の多くを占めるミラー調の平面パネルとともに、やや直線的でスマートな印象を受ける。ごく少しふくらんでいたヒンジ付近が、特にすっきり平面になった(右)
photophoto ディスプレイはP905iより0.1インチ大きくなった3.1インチのフルワイドVGA液晶を採用する(左)。中央がふくらんだドーム形状のキーを採用するダイヤルキー。P905i(左)と比べると十字キーやメニューキーが特に大きくなった。906iシリーズの他機種で採用されたような十字キー以外の操作デバイスが備わらないのが少し残念。キーバックライトは文字に光りが透過するスタイルに変わった(右)
photophoto 本体左側面にワンプッシュオープンボタン、ヨコオープンスライドレバー、プッシュトークキー、microSDスロット(8GバイトmicroSDHCの認識も確認)。本体右側面に平型イヤフォン端子、上下兼マナーキーを備える(左)。本体左側面にワンプッシュオープンボタン、ヨコオープンスライドレバー、プッシュトークキー、microSDスロット(8GバイトmicroSDHCの認識も確認)。本体右側面にストラップホール、平型イヤフォン端子、上下兼マナーキーを備える(右)
photophoto 本体上面にあったワンセグ用ロッドアンテナがなくなり、アンテナは内蔵された。P905iのロッドアンテナを伸ばした状態とほぼ同レベルのワンセグ受信性能を実現するという(左)。本体下面に3G準拠の充電/通信端子と赤外線ポートを搭載する(右)
photophoto 裏面に510万画素カメラとステレオスピーカー、FeliCaマークがある(左)。バッテリーは3.7V/770mAhの「P16」型。P905iと同容量ながら互換性はなく、やや薄く幅広いものに変更された。連続待受時間は580時間(3G)、連続通話時間は約200分(3G)で、数値はP905iと同じだ
       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月03日 更新
  1. PayPay、他社クレカを「完全排除」せず 使うには“利用券”が必要に (2026年07月01日)
  2. 「メイドインジャパンでは飯が食えない」現実に挑む CIOが“国産充電器プロジェクト”始動、2026年秋に第1弾発売へ (2026年07月01日)
  3. 「モバイルSuica」復旧後も続く混乱…「物理カード最強説」再浮上 今さら聞けない自衛策を解説 (2026年07月02日)
  4. au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【7月2日最新版】 Pontaポイントをお得にゲット (2026年07月02日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  7. LINEとPayPayがアカウント連携、今夏から トーク上で送金、ポイントも統合 (2026年07月02日)
  8. d払い、dポイントのキャンペーンまとめ【7月1日最新版】 最大1万〜3万ポイント還元がめじろ押し (2026年07月01日)
  9. シャープが衛星通信サービスに参入、「2027年の5G NTN標準化でビッグバンが起こる」 AQUOSの小型化技術を生かして端末開発も (2026年07月02日)
  10. 5G向け26GHz帯の「電波オークション」の結果が判明 「全国枠」はドコモが62.88億円で落札 「地域枠」はJTOWERとハイテクインターが落札 (2026年06月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー