第4回 通話と通信機能を改めてチェック──2つの大きな「よかった」もあった:「WILLCOM D4」ロードテスト(1/2 ページ)

» 2008年08月26日 19時30分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
photo WILLCOM D4

 何をいまさらという感じもするが、「WILLCOM D4」の大きな特徴はW-SIMによる通話と通信機能を標準で備えること。このうち、通話機能はおまけと割り切って使用するユーザーも多いとは思うが、筆者は通話も結構利用するので無視はできない。というわけで今回は、改めて通話と通信機能をじっくりチェックしてみた。

 WILLCOM D4は右側面にW-SIMスロットを備え、W-SIMを装着することで音声通話と最大4xパケットでのデータ通信が行える。この点はスマートフォンのW-ZERO3シリーズや「WILLCOM 03」と同様で、1回線の契約で定額利用を含む音声通話と定額データ通信を利用できる。これはウィルコムの大きなメリットの1つだ。WILLCOM D4の発売にあわせて始まった「新つなぎ放題」と「話し放題」により、月額4860円で定額データ通信とウィルコム間の無料通話を可能にする。筆者の身の回りにはウィルコムユーザーが多いので、話し放題の音声通話機能もやはり必要なのである。

 WILLCOM D4での音声通話はかなり変則的だ。まず、本体にはマイクがない。このため通話はイヤフォンマイクを接続するか、Bluetoothハンズフリー機器を利用して行う。ちなみに通話はWindows上で動作する電話ソフトを利用するので、W-SIMの登録を行ったユーザーアカウントでWindowsにログインしていないと通話できない。これらの点はW-ZERO3シリーズやWILLCOM 03での通話方法と比べると格段に制限が多く、移動中などの音声着信はある程度あきらめる必要がある。

photo W-SIMは本体左側面に入れる。もちろんW-SIMはすっぽり収まり、出っ張らない。新規契約、機種変更のいずれの場合も「RX420IN」が付属しているはずだ

 サスペンド中や休止中に着信があると同時に自動再開されるが、着信応答はできず、相手には“話中のアナウンス”が流れる(着信記録も残る)。よく電話をかけてくる友人などには「話中の時はこの後に少し待ってからリダイヤルしてみてね」と伝えておけばそれなりに対応できそうだが、サスペンド中や休止中は着信音が鳴らない。このため、カバンにしまっている時に着信していた場合は、実際に取り出すまでそれを知る方法が基本的にない。これはケータイとしては難点だ。

 いっそのこと、サスペンド中や休止中はいっさい反応しない設定にできればいいが、これを行うにはPHS機能自体を無効にするしかない。この点はメール(ウィルコムEメール)に関しても同様で、サスペンド中に休止中のメール自動受信を無効にするにはPHS機能そのものを無効にするしかない。厳密にいえばメールは自動受信も通知もオフにしてしまえばいいが、こうすると手動受信になるのでウィルコムEメールを利用する意味は半減してしまう。

 というわけで個人的には、サスペンド中と休止中は通知のみ、再開時にまとめて受信してくれるだけで十分と思うが、そんな仕様にはならないものだろうか。結局筆者は、“最後のメール受信から最初に新着メールを受信した時だけライトメールで通知”という設定にすることでしのいでいる。

 一方、Bluetoothを利用する場合の通話はある程度の配慮がある。ペアリング済みのヘッドセットとは、着信があると接続していなくともWILLCOM D4側からヘッドセットと接続を試みる仕様になっている。このため、着信があってからヘッドセットの電源を入れても応答できる。ちょっとしたことだが、この機能は通話も必要な筆者にとって結構助かるものだ。

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