ウィルコムは4月5日、W-OAM対応のネットインデックス製W-SIM「RX420IN」を10日から単体販売すると発表した。同社直販サイト「ウィルコムストア」価格は3800円から(税込み/新規+年間契約加入時)。
W-OAMは電波の状態に合わせて、より高速な変調方式を自動選択する適応変調を用いた技術。本機は最大204kbpsの速度で通信でき、電波状態が不安定な場合は安定性の高い通信に切り替わることで電波到達度も向上。音声通信においても、より広いエリアで安定した通話が行えるメリットがある。従来機種「RX410IN」と差し替えて利用できるほか、W-SIMは通信機能がモジュール化されているため、これを利用したオリジナル通信製品の開発も比較的容易である特徴も持つ(関連記事.1/関連記事.2)。
機能・性能は基本的にアルテル製「RX420AL」と同一。今後、ネットインデックス製のW-SIM端末には本機が付属するようになると思われる。ちなみにウィルコム内では、“赤耳”のRX420ALに対し、RX420INを“青耳”ないし“青SIM”と呼んで区別しているという。
なお5日から、より高速となるW-OAM type G対応データ通信カード「AX530IN」も発売された。現在は最大512kbps。2007年度以降の基地局回線IP化により、対応エリア内で最大800kbps(8xパケット方式)まで高速化する予定としている。ウィルコムストア価格は2万6800円から(税込み/新規契約時)。
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