電子情報技術産業協会(JEITA)が1月14日、2008年11月の携帯電話・PHS端末の国内出荷台数実績を発表した。累計出荷台数は前年同月比70.2%の349万3000台となり、4カ月ぶりに300万台ベースに回復した。
携帯電話の出荷台数は前年同月比70.4%の338万6000台と、5カ月連続で前年同月を下回る結果となったが、ワンセグ搭載モデルの出荷台数は、前年同月比100.3%の306万4000台で、単月出荷としては過去2番目に高い数字を記録。ワンセグ搭載率も90.5%と初めて9割を超え、統計開始以来の累積出荷台数は4670万2000台に達した。
11月は携帯キャリア各社が冬モデルの販売を開始したことに加え、それまでの主力モデルが買いやすい価格に落ち着いたことも手伝って出荷台数が伸びたとみられる。
PHSの出荷台数は10万7000台と4カ月ぶりに10万台ベースに回復したが、前年同月比では62.7%と4カ月連続のマイナスとなった。
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