「P905i」「P906i」「P-01A」と、歴代“VIERAケータイ”が継承してきた「Wオープンスタイル」が、「トリニティスタイル」に進化――。NTTドコモのPRIMEシリーズに属する、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のハイスペック端末「P-07A」は、カメラの画素数の増加に加え、自動シーン判別機能「おまかせiA」や大型サブディスプレイを搭載し、コンパクトデジカメさながらの使い勝手を実現する。
“トリニティ”は「三位一体」を示す言葉で、「撮る」「見る」「伝える」という3つの目的に応じたボディスタイルを表している。「見る」「伝える」は今までのWオープンスタイルが担う要素だが、P-07Aで大きく進化した「撮る」は、P-01Aでは“ヒカリドロップス”のイルミネーションが輝いていたボディ背面に搭載された、2インチ(240×427ピクセル)の大型サブディスプレイがサポートする。
このサブディスプレイを液晶ファインダーとして利用すれば、端末を閉じた“デジカメスタイル”で撮影が可能。側面のシャッターキーを長押しするだけでカメラが起動するので、素早く撮影に移れる。また初期設定では、端末を閉じた状態で撮影すると、画像の保存確認が省かれ、自動的に保存されるようになっている。これはデジカメの操作感と同じで、手間がかからない。ただ、シャッターボタンはEXILIMケータイなどのデジカメケータイに比べて小さく、少し押しづらかった。
なお、デジカメスタイルでは側面の[▼][▲]のキーを使ったズーム操作などもできるが、設定などの細かい操作はできない。とはいえ、P-07Aはパナソニックのデジタルカメラ「LUMIX」でおなじみのシーン自動判別機能「おまかせiA」を新たに採用しているので、撮影シーンに合わせてカメラが設定を自動で変更してくれる。日常のスナップ撮りでは、この手軽さが大いに効果を発揮しそうだ。
写真の写りをしっかり確認したい場合は、サブディスプレイの解像度では不満を感じるユーザーも多いだろう。そんなときは、横オープンスタイルでメインディスプレイをファインダーにすれば、大きな画面で構図や写りを確認できる。
さらに自分撮りの際には、横オープンしたのち、ファインダーの表示をサブディスプレイに切り替えることで、自分の姿を画面で確認しながらアウトカメラで撮影が可能。“バリアングルデジカメ”のような使い方を実現する、Wオープンのヒンジ機構と2つのディスプレイの組み合わせは、さまざまな撮影シーンで重宝しそうだ。
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