続いては静止画の画質を見てみよう。前述のとおり、静止画も基本的にムービーオープンスタイルで撮影する。

静止画撮影時の画面(写真=左)。インタフェースが縦位置撮影用しか用意されてないのが残念。画像は横位置で撮影されるのだけれど。静止画撮影時のメニュー(写真=右)。これも縦位置用のみ。ちなみに、壁紙モード時は縦位置で、PCモード時は横位置の画像が撮影されるまずは人物の作例から。AFはすべて「顔ピタ」を使った顔検出を使っている。
静止画撮影時ももちろん光学ズームは効くので、30mm相当のワイド(広角)端と90mm相当のテレ(望遠)端を続けてどうぞ。
テレ端の方は背景にピントが合ってしまっているが、実は角度を変えながら何枚か撮影したものの、どれも後ピンになってしまった(顔を検出しているマークは出ていたのだが)。なのでその中で比較的よいカットをピックアップした。せっかく顔を検出しているのに残念である。ただ、望遠端以外はそういうこと(後ピンになってしまうこと)はなかった。
続いて約42mm相当の焦点距離で、通常モードと逆光モード。
通常の撮影モードではやや色が浅く、ディテール描写が甘いものの、比較的素直な画質で十分実用的。逆光モードにしたところ、全体に暗部が思いきり持ち上がったかなり不自然な写りになってしまったのが残念。ちょっとした逆光なら露出補正をかけた方がよさそうだ。
ではお馴染みの滑り台とあずまや。
滑り台の方はややハイライト部が飛び気味で色も浅めだが、それなりにしっかり撮れている。あずまやは露出オーバー気味。
このあずまやで、望遠端と動画も撮ってみた。
望遠側で撮影。広角側に比べると描写がかなり甘い。画質を優先するなら望遠側はあまり使わない方がいいかと思う。
同じ位置で動画で撮影。静止画との画質比べ用。動画だと圧縮率が高くなるため、ちょっと描写は落ちるのはしかたがないところか。
さらに作例をいくつか。

マクロモードでみかんを(写真=左)。ワイド端だとしっかりピントも合っていい感じに撮れる。白熱灯の室内で料理モードで撮影(写真=右)。AFはマクロモード。ホワイトバランスはもうちょっと強く合わせてくれてもよかったかも全体に、CMOSセンサーっぽい写り……だが、昨今のCMOSセンサー搭載ケータイは、カメラに力を入れたモデルならもうちょっと鮮やかに安定した絵を見せてくれる。動画がメインであるにしろ、ちょっと残念。
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