ソフトバンク2010年夏モデルのミドルレンジ端末として登場した、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「842P」。パナソニックが得意としている「極薄」「ワンプッシュオープン」などの特徴を持ち、シンプルながら上品な佇まいのデザインに仕上がっている。カラーバリエーションは「ブレイバリーブラック」「ゴールド」「ホワイト」「ピンク」の4色で、薄くフラットな筐体をゴールドカラーのフレームで縁取るデザインは全色で共通。特にプロモーションカラーであるブレイバリーブラックは、金色のフレームがひときわ映えている。発売は6月18日。
“薄さ10ミリ”というスリムなボディ形状は、2009年夏モデルの「832P」とほぼ同じ。ヘアライン仕上げのステンレス製ケースをはじめとした、各パーツのあしらいもほぼ変わらない。イルミネーションの点灯部である背面パネルのオーナメントも同じデザインで、832Pのマイナーチェンジモデルと言っていいだろう。大きな変更点としては、「832P」は文字が盛り上がったシートキーだったのに対して、「842P」はスタンダードなカマボコ型の独立キーに変更されている点が挙げられる。これはキーの押しやすさに配慮した改良だという。
842Pは、新たにモバイルウィジェットに対応している。最大3つのウィジェットを登録できるシートを待受画面に貼り付けることが可能で、4つのシートを待受画面上で切り替えられる。また、ソフトバンクモバイルの2010年夏モデルはTwitter対応が大々的にアピールされており、842PにもTwitterウィジェットがプリセットされている。
デコレメールを簡単に作れる「楽デコ」機能の搭載も見逃せない。これはテキストだけで作られたメールを、一覧から希望の感情表現を選ぶことで簡単にデコレメールに変換してくれるというもの。予測変換の技術を利用し、季節や時刻などを考慮して、内容と時節にぴったり合った絵文字やピクチャーを挿入してくれる。絵文字の入力が面倒な場合や、デコレメールの作成に慣れていないユーザーにとっては便利な機能だ。
このほか、細かいところでは側面の【▲】キーに「ブックマーク」機能が加わっている。このキーを長押しすると、待受画面からブックマーク一覧をダイレクトに開くことができる。また、メールの本文作成時に現れる予測変換候補の表示エリアが拡大されているのも832Pからの変更点だ。
832Pでも搭載されていた高画質なワンセグ機能や書籍、辞書といったプリインストールコンテンツはしっかり継承。また、下り通信速度が最大7.2Mbpsの3Gハイスピードや、「世界対応ケータイ」などのサービスにも対応する。
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