NTTドコモのシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS PHONE slider SH-02D」は、“slider”という名の通り、スライド式のダイヤルキーを搭載したモデルだ。
スライド式ダイヤルキーを持つシャープのAndroidスマートフォンといえば、KDDI向けの「AQUOS PHONE IS11SH」(20111年春モデル)とソフトバンクモバイル向けの「AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH」などが発表されているが、ドコモ向けはSH-02Dが初。ドコモにとっても、スライド式ダイヤルキーのAndroidスマートフォンの製品化は初めて(Windows mobileならF1100やHT1100がある)。
さて、このSH-02Dは、メインディスプレイに約3.7インチのQHD(540×960ピクセル)表示NewモバイルASV液晶を採用し、ボディはIPX5/7準拠の防水仕様。また、ワイヤレス充電規格の「Qi」に準拠した“おくだけ充電”に対応するなど、ドコモの2011年夏モデルである「AQUOS PHONE f SH-13C」との共通点が多い。ダイヤルキーがあるせいか、サイズはSH-02Dのほうが高さで3ミリ、厚さでは3〜3.5ミリ増えている。また重さは34グラム増えた。なお、SH-13Cと比べて幅は3ミリ細くなっている。またスペック面で違うのは、SH-02Dにはワンセグが追加されており、DTCP-IPにも対応。ボディは防水性能のほか、IP5X準拠の防塵性能も備えている。逆に、SH-13Cにあった3.5ミリのイヤフォンジャックが省略されている。
カメラはオートフォーカス対応の有効約800万画素CMOSで、スペック上はSH-13Cと変更はない。撮影機能は従来からあった「個人検出」に加えて、猫の顔を自動的にフォーカスする「ペット検出」が追加された。HD画質の動画撮影も可能だ。
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