新機種やタブレットも順次利用可能に──NECのAndroid用「自宅PC遠隔操作」アプリ(1/2 ページ)

» 2011年12月20日 21時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

お手軽「自宅PC遠隔操作」、タブレットも対応 Luiリモートスクリーン for Android

 NECパーソナルコンピュータは、Androidデバイス向けリモートデスクトップアプリケーション「Luiリモートスクリーン for Android」の製品説明会を実施。スマートフォンから自宅PCを遠隔操作できる利便性の訴求とともに、“動画再生”に強いとする特徴を持つ同アプリケーションの仕組みを解説した。

photophoto Android版Lui投入の背景と対応機種の一部

 Luiリモートスクリーン for Androidは、2011年10月31日に発表したAndroid OS搭載デバイス向けのリモートデスクトップアプリケーション。Androidスマートフォンやタブレットに子機ソフト、PCに親機ソフトをインストールし、互いを認証することで機能する。

 LAN内はもちろん、外出先(外部ネットワーク側)からでも遠隔操作・設定できる点、PCより画面サイズが小さく、解像度の低いスマートデバイスでPCのキーボード/マウスを容易にこなせるよう独自のユーザーインタフェース(UI)を取り入れた点、そして既存の他社リモートデスクトップアプリケーションと異なる画面描画の仕組みにより「応答性を確保し、かつ動きのあるものを滑らかに表示できる」点などを特徴とする。

 2011年12月20日時点の対応機器は以下の通り。登場時と比べ、NECカシオ製以外のスマートフォンやタブレットなど、動作確認済みの機器がかなり増えた。

  Luiリモートスクリーンfor Android対応(動作確認済み)機種
NTTドコモ MEDIAS N-04C、MEDIAS WP N-06C、MEDIAS PP N-01D(2011年12月16日追加)、GALAXY S SC-02B、Xperia acro SO-02C、REGZA Phone T-01C
au INFOBAR A01、IS03、IS05、G'zOne IS11CA、AQUOS PHONE IS12SH、AQUOS PHONE IS13SH
ソフトバンク Sweety 003P、GALAPAGOS 005SH、AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH(ハードウェアキーボードは非サポート)、HTC Desire X06HT
タブレット Optimus Pad L-06C、GALAXY Tab SC-01C、SONY Tablet S(2011年12月16日追加)、ICONIA TAB A500、Eee Pad Transformer TF101、IdeaPad Tablet K1
2011年12月16日現在

 ダウンロード購入はAndroidマーケットにて行う。価格は2625円(税込み、以下同)、2011年1月31日までキャンペーン価格で525円。14日間試用できる体験版も用意する。必要スペックは、原則としてOSにAndroid 2.2/2.3/3.1(以降)を採用し、解像度480×800ドット以上のディスプレイを搭載するAndroidスマートフォン/タブレット。確実な動作を提供するため、同社で動作確認済みとした機種以外ではダウンロードできないよう制限がかけられるが、対応機種は新機種登場に応じてスマートフォンもタブレットも順次追加していく予定としている。

 親機となるPC用ソフトウェアは原則としてNECのWindows 7をプリインストールしたLaVie L/S、VALURSTAR N/W/Lでの利用をサポート範囲とするが、編集部で試したところWindows 7搭載の他社PCでも利用できた。ちなみにWindows 7標準のリモートデスクトップ接続機能とは違い、Home Premiumエディションでも大丈夫だ。

 Luiリモートスクリーン for Androidは「画面転送方式」と呼ぶ画面描画の仕組みを採用するのが大きなポイントだ。画面転送方式は、他社リモートデスクトップアプリケーション(例えば、TeamViewerやWYSE PocketCloudなど)の“コマンド転送方式”とは異なり、親機の表示画面を「キャプチャー→エンコードして転送→子機でデコードして表示」する仕組みにより、動きのある画面=動画データなども滑らかに表示できる点を強みとする。半面、コマンド転送方よりデータ転送量が多く、ネットワーク速度が低い場合は表示が荒くなり、使い勝手が劣る可能性もあるデメリットが存在する。

photophotophoto Luiリモートスクリーンは、コマンド転送方式のリモートデスクトップソリューションに対し、動きのある画面も滑らかに表示できる特徴のある「画面転送方式」を採用する。また「モーションベクター検出処理」を行い、転送するデータ量を減らす=その分高画質化/滑らかさにつなげる工夫を施している

 このデメリットを、Luiリモートスクリーン for Androidはキャプチャ−データの圧縮にNEC独自のコーデックを用いて短処理時間/応答性を確保しつつ、画面の中で移動されただけの領域「モーションベクター」を検出し、差分のみを転送する仕組みにより解消する工夫を取り入れた。転送するデータ量を削減しつつ、さらに鮮明な画像の送信、あるいはより滑らかな操作性となるよう、空いた帯域を有効利用する仕組みだ。

 表示レスポンスのほか、操作性につながるUIにも多くの工夫を取り入れた。タッチでのマウスエミュレート操作を快適にする「仮想マウス」、画面右/下辺のフリックでスクロールできる「仮想ホイール操作」、“Win”“Alt”キーなども備えた「Windows操作用ソフトウェアキーボード」、“Ctrl+C”などよく使うキー操作をショートカットボタンとして登録できる「拡張キーボード」、ソフトウェアキーボード表示時にカーソル表示部分が隠れないようにする「カーソル位置に応じた表示位置自動補正機能」、Windowsアプリケーションやよく使う適当なファイル・ショートカットを容易に呼び出せる「アプリリスト」などの機能を実装する。

photophoto スマートフォン/タブレットのタッチ操作だけでも、疑似キーボード/マウス機能によりWindows 7の自宅PCを意外と普通に扱えるUIの工夫も取り入れた

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