auの「DIGNO S KYL21」は、5インチ以下のディスプレイを搭載したスマートフォンで最大容量となる2520mAhのバッテリーを搭載した京セラ製Android端末。下り最大75Mbpsの高速通信「4G LTE」に対応するほか、4.7インチのHDディスプレイ、808万画素の裏面照射型CMOSカメラを搭載する。
京セラ製の従来モデル同様、フィーチャーフォンから続く便利機能や防水・防塵性能も備えた。また、ディスプレイ全体が振動して音を伝える「スマートソニックレシーバー」や、端末に話しかけることでアプリの起動や乗換検索ができる機能を搭載するなど、スマートフォンの操作に慣れていない人でも安心して使えるモデルとなっている。
カメラはHDR撮影やフルHDムービーの撮影に対応。エフェクト撮影機能が追加され、10パターン以上の効果で多彩な写真を楽しめる。また、撮影後にも「エフェクトプラス」アプリを活用し、20パターン以上のエフェクトで加工することも可能だ。
OSにはAndroid 4.0を採用し、プロセッサーはQualcomm製の1.5GHz駆動デュアルコアMSM8960を搭載する。本体メモリとして、16GバイトのROMと、1GバイトのRAMを搭載。また、30分で満充電の約50%、60分で約80%まで急速充電できる卓上ホルダを同梱する。
DIGNO Sでは、使い勝手に配慮した機能が強化された。その代表例が、声で端末に話しかけることで電話やメール、アプリ起動などができる「すぐごえ」だ。すぐごえはロック画面からすぐに利用でき、話しかけてからアプリ起動まで非常に速いのも特徴。説明員によると、音声をテキストに変換するまではGoogleの音声認識サーバーを利用しているが、それ以降の処理、連携するアプリの起動などは端末側で行なっているために速いという。
すぐごえは基本的に端末内のアプリを起動する機能であり、「東京都の広さは?」と質問するような会話のやり取りはできない。ただし、やりたいことを話しかけるだけなので、スマートフォンの操作に慣れていない人でも使いやすいだろう。また、両手がふさがっているときでも、声で電話をかけたりメール本文の読み上げが利用できるので便利だ。
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