そのほかにも、細かい機能強化が図られている。ロック画面から素早く文字入力ができて使いたいアプリと連携する「すぐ文字」は、「COOKPAD」「付箋メモ」など連携できるアプリが増加した。また、コピーやカットした文字情報が蓄積される「クリップボード」も搭載。コピーした情報が複数蓄積され、文字入力時に過去のコピー履歴を活用できる。電話帳はフィーチャーフォンのようなタブ式になって探しやすくなり、着信時に相手の電話番号や名前を表示しない着信非表示にも対応した。
国内向けの機能のワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信にももちろん対応する。おサイフケータイはFeliCaとNFCのデュアル仕様となっている。また無線LANは802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)でBluetoothもVersion 4.0、京セラ製端末として初めてDLNAとDTCP-IPに対応した。
これまでの京セラ製スマートフォンはどちらかというとミドルレンジクラスのモデルが多かったが、DIGNO Sは基本もスペックも高く、またキャリアサービスなど必要とされる機能にはほぼフル対応している。なによりほかにはない大容量バッテリーを用いるだけに、充電後も、また購入後も長く使える1台になるだろう。

直前だけでなく過去にコピーした言葉も活用できるクリップボードを搭載(写真=左)。通知パネルも充実。各機能のオン/オフボタンだけでなく、アプリのショートカットやメモ、月間/週間カレンダーなども配置できる

電話関連の機能もフィーチャーフォン並みの使いやすさ。発信履歴と着信履歴を分けて表示し(写真=左)、電話帳はタブ式(写真=中)。プライバシーに配慮し、かかってきた相手の電話番号や名前を非表示にすることもできる(写真=右)。なお、非表示にしても、着信画面の「表示」をタップすると相手の情報を確認できる
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