ソフトバンクモバイル CEOの孫正義氏が、第2四半期決算発表の席上で、iPhone 5のバッテリーの持ちと基地局のカバーエリアに言及した。
“au版のiPhone 5のほうがバッテリーの持ちが上回っている”“基地局がオムニセルだらけでカバーエリアが狭い”という点については「都市伝説だ」(孫氏)と一蹴。iPhone 5のバッテリーについては、10月19日からネットワーク側の対応で改善されたといい、「SBMのほうが電池が長持ちする」という。基地局については、アンテナ3つで電波を吹くセクター型が97%で、オムニセルは3%に過ぎないと説明した。
また、au有利という結果が出ていた山手線内のLTEの接続状況についても改善を図り、24駅(au版)対6駅(ソフトバンク版)で負けていたところを、10月31日時点で29駅対29駅の同水準に持ってきたという。さらに、乗降客が多いJR駅のトップ1000駅についてLTEの接続状況を調べたところ、807駅(ソフトバンク版)対542駅(au版)で勝っており、速度比較でもソフトバンクの方が速い駅が674駅に達し、219駅のauを上回ったという。
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