au、通年のMNP転入超過が過去最高に――2012年12月契約数

» 2013年01月10日 15時42分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
グループ名 2012年12月純増数 累計
NTTドコモ 23万5100 6098万8100
KDDI 23万9200 3681万7200
ソフトバンクモバイル 27万4700 3132万2000
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総計 74万9100 1億2912万7300

 電気通信事業者協会(TCA)は1月10日、2012年12月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社を合わせた累計契約数は1億2912万7300件。PHSの累計契約数は494万3300件で、携帯電話3社とPHSの合計契約数は1億3407万0600件となった。

 冬商戦向け商品が出そろった12月は、3キャリアとも20万を超える純増を記録。番号ポータビリティはiPhone 5の影響が大きく、同端末を取り扱っていないNTTドコモは転出超過となった。

 なお、通信キャリア各社は2012年通年の数字も発表しており、KDDIの転入超過の件数は全キャリアを通じて過去最高を記録。ソフトバンクモバイルは、5年連続で年間純増数トップとなった。

12月は3キャリアとも20万超の純増に

 12月の純増トップは27万4700契約を獲得したソフトバンクモバイル。2位は23万9200契約のKDDIで、23万5100契約のドコモが僅差で追う格好となった。

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −13万2100
KDDI 10万2400
ソフトバンクモバイル 3万0900
イー・モバイル −1200(推定)

 番号ポータビリティ(MNP)の利用実績は、iPhoneを扱うKDDIとソフトバンクの強さが目立ち、それぞれ10万2400(KDDI)、3万900(ソフトバンクモバイル)の転入超過となった。ドコモは苦戦が続いており、13万2100の転出超過という結果だった。

 12月の契約数の動向について、KDDIは「iPhone 5の販売が引き続き好調に推移していることに加え、冬モデルのフラッグシップモデルとして投入したHTC J butterfly HTL21も好評を博している」(KDDI広報)と説明。ソフトバンクモバイルは、iPhone 5の投入に合わせて実施している下取り施策や、家族に渡したお下がりのiPhoneを安価な月額料金で利用できるキャンペーンが好評なことや、iPhoneのテザリング開始、iPad miniの発売などが純増に貢献しているという。

 NTTドコモは、「iPhoneの影響でポートアウトが続いて苦戦している」(ドコモ広報)としながらも、12月は冬モデルの新端末とキャンペーンの組み合わせで“割引で安価に購入した1台目のスマートフォンを起点に、割引価格で利用できるタブレットやデータ端末を使う”といった流れをつくることができ、それが純増に貢献したと分析している。「『Xiスマホ割』『プラスXi割』『家族セット割』が上手くかみ合い、スマートフォンを中心に販売が伸びた」(同)。

Photo 純増数の推移。イー・アクセスは2011年12月分から情報の提供を取りやめている
Photo 純増シェアの推移。2012年12月分以降は、イー・アクセスを除く3社のみのシェア
Photo MNP利用状況の推移。イー・アクセスは、MNPの実績についても非公開

2012年通年のMNP転入超過数、auが過去最高を記録

グループ名 2012年の純増数 MNP実績
NTTドコモ 136万3700 −131万3200
KDDI 251万9700 93万3000
ソフトバンクモバイル 348万6700 39万3300
イー・アクセス 非公開 非公開

 12月の実績がまとまったことから通信キャリア各社は、2012年1月〜12月までの純増数と番号ポータビリティの実績も公開した。年間純増トップは348万6700契約のソフトバンクで、同社は5年連続でトップを獲得。2位は251万9700のKDDI、3位は136万3700のドコモとなっている。

 番号ポータビリティの実績は、転入超過が93万3000に達したauがトップに立った。2位以下を圧倒的に引き離した同社の実績は、番号ポータビリティが始まって以来、全キャリアを通じて過去最高の数字だという。

 2012年の実績について、KDDIは「3M戦略の軸となるスマートパス、スマートバリューが登場し、その効果が数字に表れた」(KDDI広報)と振り返る。ソフトバンクモバイルは、iPhone 5の投入時にテザリングや電池の持ちなどでKDDIに遅れをとったものの、対応を急いだことが功を奏して5年連続年間純増トップを守り、3年連続で過去最高の純増を記録した。

 ドコモは、MNPの転出超過と純増の伸び悩みで苦戦し、11月には純減を経験するなど厳しい1年だったと振り返る。しかし、2012年にはスマートフォンの販売台数が1000万台を突破し、フィーチャーフォンを上回るなど、移行が順調に進んでいるとし、今後もスマホを軸とした販売戦略で巻き返しを図る考えだ。

ウィルコムPHSの契約数、500万が目前に

 AXGPを提供するWireless City Planningは19万1400の純増で、累計契約数は71万8800件に到達。ソフトバンクモバイルが冬春モデルとして投入したAndroid端末6機種全てにAXGPが搭載されたことから契約数を伸ばした模様だ。

 モバイルWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズは7万7600件の純増で、累計契約数は392万9100件に達した。ウィルコムはPHSが4万1500、3Gが1万300の純増で、累計契約数は519万4100となった。PHSの累計契約数は494万3300で、500万契約が目前だ。

Wireless City Planning 2012年12月純増 累計
AXGP 19万1400 71万8800

UQコミュニケーションズ 2012年12月純増 累計
UQ WiMAX 7万7600 392万9100

ウィルコム 2012年12月純増 累計
PHS 4万1500 494万3300
WILLCOM CORE 3G 1万0300 25万0800
5万1800 519万4100

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