NTTドコモ、Telefonicaの通信キャリア2社と、移動体通信分野の技術開発を手がけるGieseche & Devrientが、2月25日からM2M機器の運用を効率化するための共同実験を開始する。この実験は、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2013」で公開される。
共同実験は、M2M機器に組み込むSIMカードに、ネットワーク経由で任意の通信キャリアの回線情報を書き込むというもの。現状、M2M機器を複数の国で運用する場合には、各国の通信事業者ごとのSIMを埋め込む必要があるが、共同実験を通じて1つのSIMを組み込むだけですむ環境作りを目指す。
M2M分野ではほかにも、ドコモ、Telefonica(スペイン)、KPN(オランダ)、VimpelCom(ロシア)、Rogers(カナダ)、Telstra(オーストラリア)、SingTel(シンガポール)の7社が加盟するM2Mアライアンスに、アラブ首長国連邦の通信キャリアEtisalaが加わったことも発表されている。
ドコモ、MWC2013の出展内容を公開――NFC国際ローミングサービスなどを展示
ドコモら、日中韓NFCサービスのローミング仕様を策定 Wi-Fiローミングも推進
国内外の通信モジュール回線を一元管理――ドコモ、M2Mプラットフォーム提供
ドコモ、M2Mをグローバル展開――海外6カ国の通信キャリアとCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.