まったく新しい初めての経験を――「HTC J One」が提供する4つの価値海外の辛口コラムニストも絶賛?(1/2 ページ)

» 2013年05月21日 19時08分 公開
[村上万純,ITmedia]

 HTC NIPPONが5月20日、6月上旬以降に発売予定のauスマートフォン「HTC J One HTL22」のプレスイベントを開催。HTC CEOのピーター・チョウ(Peter Chou)氏、HTC NIPPON代表取締役社長の村井良二氏、HTC Corporation商品企画バイスプレジデント伊藤泰氏がKDDIとの協業やHTC J Oneの魅力について語った。そのほかITジャーナリストの西田宗千佳氏と伊藤氏のトークセッションや、チョウ氏がスペシャルゲストのKDDI代表取締役社長の田中孝司氏を出迎える場面もあった。

photophoto HTC CEOのピーター・チョウ(Peter Chou)氏。「今後も小さな改善ではなく、大きな躍進をしてブレークスルーしていく」と語った(写真=左)。「HTC J One HTL22」のホワイト(写真=右)

HTC J Oneが提供する、4つの“はじめて”

 「こんなの、はじめて。」というキャッチコピーの通り、イベント内ではしきりにHTC J Oneが提供する「新しい経験」という言葉が飛び交った。商品プレゼンテーションにおいて、伊藤氏はHTC J Oneが提供するまったく新しい経験を「ホームスクリーンの進化」「さらなるサウンドの追求」「新しい写真の撮り方」「革新的なデザイン」の4つとした。

photophoto HTC Corporation商品企画バイスプレジデント伊藤泰氏。イベントでは、主に伊藤氏がHTC J Oneの魅力について解説した(写真=左)。HTC J Oneが提供する4つの“はじめて”(写真=右)

見たい情報を、簡単に――「HTC BlinkFeed」

 ホームスクリーンに提供する“はじめて”は、ニュースやSNSの最新情報がホーム画面で簡単に閲覧できる「HTC BlinkFeed」だ。ロックを解除してまず目に入るのは、アプリアイコンなどが並ぶホーム画面ではなく、BlinkFeedの画面になる。

photophoto 「HTC BlinkFeed」は、ニュースやSNSの最新情報をホーム画面で自動更新する。得たいニュースをカスタマイズすることもできる

 チョウ氏は「スマホがメインストリーム化する中で、ユーザーのスマホの使い方も変化した。スナックを食べるかのように10秒、20秒ごとにスマホを使い、朝起きてニュースをチェックし、1日の終わりにもニュースや友人の書き込みをチェックすることが日常的になった。そこで情報源としてのスマホの役割が重要になってきた」と語った。伊藤氏によると「消費電力は通常のホームスクリーンを触るのと同等」という。「似たようなサービスはほかにもあるが、ユーザーがどのように使っているかを徹底的に考え抜き、今のデザインになった」と続け、ユーザーの使いやすさを最重要視する考えを強調した。自分で得たい情報を自由にカスタマイズすることもできるが、RSSリーダーはサポートしない。RSSについては、「今後サポートする情報のレベルは検討していく」とのこと。

音を“浴びる”デュアルフロントスピーカー

 HTC J Oneは、独自のサウンドシステム「HTC BoomSound」を搭載する。「昨年からBeats Audioとコラボしているが、今回は新たにデュアルフロントスピーカーを搭載したことで、さらなるサウンドの進化を遂げた」と伊藤氏は胸を張る。説明員も、「前面に付けた2つのスピーカーで音量・音質がともにアップし、重低音もきれいに響く」と話していた。伊藤氏によると、スピーカ部分は精密なマイクロドリルで作ったものだという。

photophoto 「HTC BoomSound」は、フロントデュアルスピーカーに専用アンプとBeats Audioを搭載した独自のサウンドシステム

 すでにHTC J Oneを試用している西田氏は、「音を出すと驚く」と述べ、「スマホ市場は内蔵スピーカーで満足できないので、Bluetooth対応スピーカーが増えている。しかし、HTC J Oneは音楽を聴くのにも十分。ポータブルスピーカーを使わなくなった」と続けた。「使い勝手がよくなければ、今日の登壇は断っていた」という西田氏は、商品バランスの良さや実際に使ってみた上での満足度の高さを強調していた。

photo ITジャーナリストの西田宗千佳氏(写真左)。HTC J Oneを実際に使ってみて、満足度はかなり高いと語った
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