パナソニックモバイルコミュニケーションズが6月11日、2013年夏モデルで投入した「ELUGA P P-03E」の製品体験会を開催した。同社営業企画部の河合篤優氏と商品企画担当課長の野中亮吾氏、ゲストの平山浩行さんが登壇し、ELUGA Pが新たに狙う市場や製品の特長などについて語ったほか、タッチ&トライのコーナーを設置した。野中氏は、「ELUGA Pは使いやすさを極めた」と、初めてスマートフォンを使う“スマホ初心者”でも簡単に操作できるELUGA Pの特長を紹介した。
「スマホユーザーは増えたが、国内の過半数以上はまだフィーチャーフォンユーザー」と説明する河合氏は、これまで1億2000万台以上のフィーチャーフォンを出荷してきたパナソニックモバイルのノウハウを最大限活用してスマホ初心者向けのELUGA Pを開発したことを紹介した。
パナソニックモバイルが独自に行った調査では、フィーチャーフォンユーザーがスマートフォンに感じる不安要素は「電池が持たない」「使いにくい」「持ちにくい」の3つだった。「ELUGA Pはそのすべての不安を解消した」と河合氏はいう。特に、使いやすさの実現については、ホバー機能の付いた「タッチアシスト」や片手での簡単な操作を実現した「フィットホーム」に代表される「ELUGA Fit UI」を導入した。
「これまで、ELUGAはブランドイメージを確立できていなかった。これからはELUGA=使いやすいというイメージを打ち出す」と河合氏が語る。キャッチコピーは「さらっとスマチェン!」で、「CMや店頭のプロモーションで初めてスマートフォンに触るユーザーにアピールしていきたい」と語っている。
ELUGA Pの製品名には、「手のひら(Palm)の中にプレミアム(Premium)な使い心地・クオリティを。パナソニックから(Panasonic)から」という思いが込められていると野中氏が言うように、片手の中に使いやすさを凝縮した。
そんなELUGA Pのアピールポイントは「初めてでも使いやすい」「持ちやすいフルスペック」「夜景がキレイ 新カメラ」の3つだ。使いやすさの訴求では、直感的で確実な操作を実現する「タッチアシスト」、片手であらゆる操作ができる「ワンハンドUI」、フィーチャーフォンのユーザーが安心できる「ケータイライク」の3つをまとめて、野中氏は「ELUGA Fit UI」と呼んでいる。
タッチアシストは指をかざすとタップするボタンを事前に確認できるほか、手が汚れているときに画面に直接触れる必要がない。また、2013年ドコモ夏モデルでは最多の12機能でタッチアシスト操作が可能だ。
ワンハンドUIでは、片手で届く範囲にすべてのアプリを表示するフィットホームや、画面上部が下半分まで下りてくる「ワンハンドPLUS」などを紹介した。
また「ケータイモード」は、ホーム画面を左右にフリックすると着信履歴とリダイヤル画面を表示するなど、フィーチャーフォンを使っているような感覚で操作できる。野中氏は「ケータイキーは、見た目だけでなく、タップ音やタップ時のバイブレーションでもフィーチャーフォンを再現した」と説明する。
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