ウォークマンと同じNC機能にハイレゾ音源♪ 「Xperia ZL2」のオーディオ機能とは?

» 2014年05月09日 13時06分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia ZL2 SOL25」は、2月の「Mobile World Congress 2014」で登場したグローバルモデル「Xperia Z2」がベースのau専用スマートフォンだ。ノイズキャンセリング機能の搭載やハイレゾ音源対応など、オーディオ関連でも新しいトピックが多い。

「Xperia ZL2 SOL25」

 ノイズキャンセリング機能は、ウォークマンなどで採用されているアクティブ型デジタルノイズキャンセリング回路をそのまま採用している。イヤフォンのハウジングに設けられたマイクで外部の雑音を集め、逆位相の音を専用回路で作り出して打ち消すという仕組みだ。「周囲の騒音を98%カット」というノイズキャンセリング性能もウォークマンと同じ。

 ただし、ウォークマンでは集音マイク付きのイヤフォンが同梱(どうこん)されていたが、「Xperia ZL2」では別売となっている。ソニーモバイルは同日、対応するイヤフォン「MDR-NC31EM」を発表。通話用のマイクも備えたヘッドセットタイプで、音楽再生中に着信があればイヤフォンをしたまま通話できるという。5月下旬以降に5500円(税別)で販売する。カラーはホワイトとブラックの2色だ。

「MDR-NC31EM」はブラックとホワイトの2色

 また、ウォークマン向けのノイズキャンセリングイヤフォンなども使用できる。「Xperia ZL2」の「音設定」メニュー「オーディオアクセサリー」を見ると、「MDR-NC31」「MDR-NC033」、ウォークマン用アクセサリーとして販売されている「MDR-NWNC33」などの型番もあった。「Xperia ZL2」では、ここでチェックを入れるだけで音声出力が最適な設定に切り替わる。

 また音楽プレーヤーとして「WALKMAN」アプリを導入しているほか、ウォークマンと同じ「ClearAudio+」もサポート。オンにするとイコライザーの調整や各種エフェクトなど、音に関するさまざまな機能を一括して“ソニー推奨の音”に設定できるという。

「オーディオアクセサリー」のメニュー(写真=左)。エレクトレットコンデンサーステレオマイクロフォン「STM10」(写真=右)

 同時発売のアクセサリーとして、ほかにエレクトレットコンデンサーステレオマイクロフォン「STM10」やBluetoothヘッドセット「SBH80」もラインアップ。「STM10」は、Xperia ZL2のヘッドセット接続端子に装着するマイクで、単一指向性の左右ツインマイクユニットにより、リアルなステレオ録音が可能になるという。価格は3800円(税別)。6月下旬以降に発売する予定だ。

 一方の「SBH80」は、首にかけるネックレスタイプのワイヤレスヘッドセット。音声コーデックとして低遅延・高音質のaptXをサポートしている。着信応答やハンズフリー通話も可能だ。カラーはブラックのみで、価格は9800円(税別)。6月下旬以降に発売する。

「ハイレゾを扱える」という意味

 もう1つ、「Xperia ZL2」の大きなトピックがCDの音質を超えるハイレゾ楽曲ファイルのサポートだ。もっとも、ソニーモバイルの担当者によると、「ハイレゾ対応というより、ハイレゾを“扱えるようになった”という意味」と話す。これはXperiaの本体にハイレゾ対応のDAC(Digital-to-Analog Converter)を内蔵しておらず、単体ではハイレゾ音源ファイルを再生できないからだ。

設定で「USB経由のハイレゾオーディオ」にチェックを入れる

 「Xperia ZL2」でハイレゾ音源を再生するためには、別売のホストケーブルと外付けのUSB-DACが必要だ。つまり「Xperia ZL2」は音源をデジタルのままDACに送り、外部で高精度のアナログ変換を行うことでハイレゾ音源を再生する仕組み。PCオーディオでいう、“PCの部分”をスマホが担当するスタイルだ。

 一方、同日発表のサムスン電子「GALAXY S5 SCL23」やLGエレクトロニクスの「isai FL LGL24」は、ハイレゾ対応のDACを内蔵しているため、音源を入れ、イヤフォンを挿すだけでハイレゾ再生が可能(192kHz/24bitまで)。手軽さの面では「Xperia ZL2」よりも上だが、逆に好みのDAC内蔵ヘッドフォンアンプを組み合わせるなど、より音にこだわった使い方をしたい人に適した仕様だ。

 USB-DACにはさまざまな形があり、一緒に持ち歩くならバッテリーやヘッドフォンアンプを内蔵したソニー「PHA-2」のようなポータブルタイプがある。また、自宅のスピーカーと活用したいならUSB-DAC機能付きアンプ「UDA-1」、省スペース志向ならUSB-DAC機能付きの一体型スピーカー「SRS-X9」など多彩な機器と接続できる。もちろん接続できる製品はソニー製に限られているわけではない。

USB-DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ「PHA-2」(写真=左)とUSB-DAC機能付き一体型ワイヤレススピーカー「SRS-X9」(写真=右)

 4K動画撮影やハイレゾ再生など、従来モデルにないAV機能を取り込んだ「Xperia ZL2 SOL25」。KDDIおよび沖縄セルラー電話で5月下旬から販売される予定だ。

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