Apple Watchの機能が大きく向上する 「watchOS 2」で実現すること秋に無償アップデート(2/2 ページ)

» 2015年06月09日 06時30分 公開
[園部修ITmedia]
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Apple Watch上で動作するネイティブアプリ開発をサポート

 現在のApple Watchアプリは、Appleが用意したものをのぞき、そのほとんどが処理をiPhone上で行い、その結果のみを画面上に表示するものとして提供されています。つまり、Apple WatchをiPhoneのサブディスプレイのように使うことしかできません。iPhone本体との通信が切れると、利用できる機能は極端に少なくなってしまいます。

 新しいwatchOS 2.0では、入出力機能がより多彩になり、Apple Watch上での処理をサポートするので、Apple Watch単体で動作する「ネイティブアプリ」の開発が可能になります。音声やタッチパネル、デジタルクラウンの操作、加速度センサーなどを入力に活用し、出力には動画やTaptic Engineもサポートするので、初期のサードパーティー製アプリと比べ、格段に高機能なアプリが作れます。HealthKitを利用すれば心拍計のデータも取得でき、HomeKitの機能もApple Watchからアクセスできます。

watchOS 2 watchOS 2ではいよいよネイティブアプリの開発が解禁されます。Apple Watch側で処理が行えるようになるのが最大の特徴で、iPhoneとの通信が切れても使える機能が増えます

 また特筆すべき点として、Apple Watch単体でWi-Fi通信をサポートするようになるので、Wi-Fi環境があれば、iPhoneがなくても通信をして情報を取得することが可能になります。iPhoneがない環境でも、できることが増えそうです。

watchOS 2 設定されたアクセスポイントがあれば、単体でWi-Fi通信ができるようになるので、iPhoneなしでも利用できる機能も増えるはずです
watchOS 2 開発者向けに提供される主な機能
watchOS 2 HealthKitを利用すると、心拍計を使うアプリなども作れます
watchOS 2 加速度センサーを活用して、単体でゴルフスイングを記録するようなアプリも作成可能だと言います
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