Twitterとエヌ・ティ・ティ・データのソーシャルビジネス推進室は3月8日、「#Twitter文化研究所」という共同調査プロジェクトを立ち上げたことを発表した。同プロジェクトは、どんな人が、どんなツイートをしているのか、またその背景にはどのような人々のどのような実態が隠れているのか考察していくというものだ。
第1回は、若いTwitter利用者のハッシュタグの使い方に注目した。彼らがハッシュタグを使う背景には、さまざまな共通の関心ごとでつながりたいという心理があるようだ。
同プロジェクトは、使われているハッシュタグの中でも、次の3つのパターンが多いと指摘している。1つは、リツイートによって共感を呼びかけるハッシュタグ。
例えば「#祝ってくれる人RT」「#共感したらRT」というように、フォロワーに対して具体的にアクションを求めるようなハッシュタグが多く見られた。これはフォロワーとの関係がより親密になるようなきっかけづくりの一つと見ることもできる。
【具体例】
2つ目は、「#●●●とつながりたい」「# RTした●●●全員フォロー」といった、フォローを呼びかけるハッシュタグ。共通の趣味でつながりたい人、例えば女性アイドルファンなどが多く使う傾向にあるようだ。
【具体例】
また、芸能人やグループ名をハッシュタグにする用法も多く見られた。「#乃木坂46」のようなグループ名をそのまま使ったハッシュタグは、とりわけ彼らがリアルタイムで音楽番組に出演しているときなどにツイートされることが多い。Twitterが、旬な話題についての感想を共有する場所としても活用されていることが分かる。
【具体例】
今回発足した「#Twitter文化研究所」は、今後も若者のツイートとその背景事情などを調査していく予定だ。
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