今回発売されたWithings Steel HRは、スタンダードな36mmケースモデルと、40mmケースモデルという2種類のフェイスサイズが用意されています。
36mmケースモデルのストラップは18mmで、カラーバリエーションは白と黒。40mmケースモデルのストラップは20mmで、黒のみの展開となっています。いずれもベルトは同サイズの市販品と交換可能です。
では、今回のモデルでどんなところが変わったのでしょうか。改めてまとめてみると5つあります。
1つめは、前述の通り、心拍センサーを搭載したことです。緑色のLEDライトを手首の血管に当てて血液濃度中の変化を感知する「光電式容積脈波記録法」により、心拍数も記録できるようになりました。本体を裏返すと、緑色のLEDが細かく点滅しているのが確認できます。
心拍数は、通常10分間隔で測定されますが、振動するまでボタンを約1秒間長押しすると「継続心拍数モード」に切り替えられ、1秒ごとに測定できるようになります。運動時に便利な機能といえるでしょう。
グラフは、アプリ内の「当日のアクティビティ」で見られます。グラフをタップすると、30分単位のデータが表示されます。30分で最低3回心拍が測定されており、その数値をもとに「平均心拍」「最高心拍」「最低心拍」が算出されているとのこと。
また、グラフは変動に応じて色が変わりますが、最大心拍の50%以下のときが黄色(ライト)、最大心拍の50%〜70%でオレンジ(モデレート)、最大心拍の70%〜90%で赤(インテンス)、最大心拍の90%〜100%で紫(ピーク)を表します。
2つめは、フェイスにアナログ針とデジタル画面が同居したデザインになったこと。小さな丸い画面に、電話の着信、メール、ショートメッセージ、スケジュールのリマインダーの通知を受信して表示します。デジタル画面は明るさによって変化し、暗がりになるほど明るくなります。
3つめは、側面にボタンが付いたこと。側面のボタンを押すと、デジタル画面で、日付、時間、心拍数、歩数、走行距離、スマートアラーム、消費カロリー、バッテリー残量の順に表示が切り替わります。
4つめは、バッテリーが電池から内蔵電池に変わり、充電式になったことです。これまで約半年間は何もせずに使えていたので、これは結構大きな変化です。
ただし、バッテリー駆動時間は25日間で、心拍数常時測定モデルとしては筆者が知る限り最長のスタミナを持っています。しかも、25日間測定し終わったあとは省エネモードに切り替わり、活動量だけを20日間記録し続けられるといいますから、相当なスタミナです。
バッテリー残量は、アプリと同期しなくてもボタンを押すことでいつも確認できるので、知らない間にバッテリーがなくなっていたということは防げそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.