タフネススマホ「TORQUE」を愛する理由と、改善してほしいところ 現役ユーザーに聞く(2/2 ページ)

» 2019年07月22日 15時13分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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TORQUE本体やアクセサリーに求めるもの

 TORQUEへの要望は、カラーが多く挙がった。これまでのTORQUEシリーズはベーシックな黒に加えて、赤や青が多かったが、ここ最近では明るい緑や青(水色に近い)といった本体色が登場した。

TORQUE TORQUE G03のカラーバリエーション(左から順に、HELLY HANSEN LIMITED、ブルー、グリーン、レッド)

 しかし、現場で使う人にとっては、いくら明るい緑や青でも自然界に溶け込んでしまい、落としたときに見分けがつかなくなるという。黄色であれば、土や泥の茶色や、木々や葉の緑、澄んだ大空や海の青などと被らないのだ。実際のTORQUEユーザーは本体を落としてもすぐに見分けのつく目立つ色を求めていることが分かった。

TORQUE TORQUE G02を愛用している女性は、お手製の冷却グッヅを持参していた

 色の他には「放熱」が話題に挙がった。充電しながら使っていると熱がこもったまま本体の温度が上昇していくのが分かるという。「熱を逃がす」か「本体の温度を下げる」アクセサリーが欲しいという意見も出た。例えば、TORQUEのリアカバーにとってかわる温度を下げるための専用シートなど。リアカバーを外せるTORQUEなら実現できそうな案だった。

TORQUE ポケットを探らず、手の届く胸元にTORQUEを身に付けたいそう

 最後に携帯する方法について触れられた。普段はズボンやジャケットのポケットに入れておけばよいが、登山や海などのアクティブなシーンとなると、手元に近い場所かつ取り出しやすい場所にTORQUEを身につけておきたいという意見も挙がった。

 「一番便利だと思うのは、胸元にアタッチメントのようなものがあり、TORQUEを手前に開くとディスプレイで地図が確認できて、閉じればカメラがほぼ目線の位置になり、動画も撮影できるといった構造のアクセサリーが欲しいですね」(参加者)

TORQUE 座談会のテーブルにはアイデアとしてたくさんのサンプルが並べられた

TORQUEユーザーと出会って共感できる部分も多々あった

 実際に座談会を取材した筆者も、TORQUE G02の現役ユーザーだ。購入してから約3年になるので、そろそろ買い替えを検討してもいい時期なのかもしれない。筆者が愛用する端末も、何度か九州地方の海や山で使ってきたが、相変わらずディスプレイも割れることなく、外装がへこんでいない。

 これは、あらゆる耐久テストをクリアしている証しなのだろう。各製品のスペックや耐久性能などについては京セラの製品サイトを確認してほしいが、本当に買ってよかったと思える。「耐久性能で選ぶ機種ならTORQUE一択」という、正にその意見に深く共感できた。

TORQUE 個性豊かなTORQUEだからこそ、もっとアクセサリーが欲しい

 一方で残念に思うのは、座談会でも指摘のあった、純正以外でのアクセサリーが極めて少ないこと。初めてTORQUE G01を購入したときに、東京都内の家電量販店に行って「専用のケースやカバーはあります?」と聞いても「うちには取り扱っていないですね……」と言われたのを思い出した。

 だからこそ、京セラとYAMAPがTORQUEユーザーの座談会をもとに専用アクセサリーを開発してくれるのはうれしい。京セラ広報によると「具体的にどのようなアクセサリーが開発され、いつどのタイミングで発売されるのかは、楽しみにしていてください」とのこと。TORQUEを思わず旅に連れ出したくなるような製品が出てくることに期待したい。

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