“何となくハイエンド”は終わり 分離プラン時代に投入する「AQUOS zero2」「AQUOS sense3」の狙い(2/2 ページ)

» 2019年09月25日 22時06分 公開
[田中聡ITmedia]
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「電池持ち」と「基本性能」に磨きを掛けたAQUOS sense3

 「ディスプレイ」と「軽さ」で個性を出しつつ、基本スペックも充実させたAQUOS zero2に対し、AQUOS sense3シリーズの2機種は、より幅広いユーザーに訴求するモデルだ。売れ行きという点では、AQUOS sense3シリーズが本命といえる。BCNランキングでは、2017年〜2018年のAndroidスマートフォンの販売数はシャープが1位となり、2019年上半期も1位を継続している。

 この好調をけん引しているのがAQUOS senseシリーズだ。同じくBCN調べでは、2019年1月から6月にかけて最も売れたAndroidスマートフォンが、「AQUOS sense2」だったという。

AQUOS zero2 Androidスマートフォンの販売数で1位を維持している
AQUOS zero2 直近だとAQUOS sense2が特に売れている
AQUOS zero2 AQUOS sense3とAQUOS sense3 plusを披露する清水氏

 AQUOS senseシリーズの企画を担当する、通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部の清水寛幸氏は、「AQUOS senseの役割は、“スマートフォンの必要十分”を定義する物差しになること」と話す。

 そんなAQUOS senseの最新モデル「3」で注力したのが「電池持ち」と「基本性能」だ。4000mAhのバッテリーを内蔵するAQUOS sense3シリーズは、省電力性能に優れたIGZOディスプレイと合わせ、1日1時間程度の利用なら1週間、充電なしでバッテリーが持つという。さらに、HD動画は連続20時間まで再生でき、ヘビーユーザーも満足できることをアピールする。これにより、電池残量を気にする必要がなくなり、日々のストレス軽減につながるとする。

AQUOS zero2 AQUOS sense3では電池持ちと基本性能を重視
AQUOS zero2 AQUOS sense2の1.5倍となる4000mAhバッテリーを内蔵
AQUOS zero2 使い方次第では1週間、充電なしで使い続けられる

 さらに、基板面積を25%小型化することで、4000mAhバッテリーを内蔵しながら、同クラスのバッテリーを内蔵する他のスマホよりもサイズを抑えることに成功。「電池残量を忘れられるほどの実力を普通のサイズで実現した」と清水氏は胸を張る。

AQUOS zero2 4000mAhバッテリー内蔵ながら、ゴツくならないサイズを維持

 基本性能については、ディスプレイはIGZOだけでなく、高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」や、屋外でも見やすい「アウトドアビュー」にも対応させた。カメラは標準+広角のデュアルカメラを採用し、画像処理エンジンは「ProPix2」に進化。手ブレと被写体ブレ補正にも対応した。プロセッサはSnapdragon 630を備え、AQUOS sense2からCPU性能は15%、GPU性能は60%アップした。加えて、より大きな6型ディスプレイを搭載したAQUOS sense3 plusもそろえた。

AQUOS zero2 ディスプレイとカメラの進化点
AQUOS zero2 CPUやストレージ、メモリも強化した
AQUOS zero2 アルミボディーにはアルマイト染色を施すことで、質感にもこだわった
AQUOS zero2 さらに大きなディスプレイと高性能のプロセッサ(Snapdragon 636)を搭載したAQUOS sense3 plus

AQUOS sense3は、sense2と同じ価格帯を目指す

 AQUOS sense2は約3万円で販売されているが、清水氏によると、AQUOS sense3も「sense2と大きく変わらないゾーン(価格帯)を目指している」という。3万円前後のスマートフォンは、HuaweiやOPPOなども投入しているが、AQUOS sense3シリーズは、海外メーカーのミッドレンジ機では省かれがちな、防水やおサイフケータイにも対応する。このスペックで本当に3万円程度で販売されるとしたら、驚異的といえる。

 AQUOS zero2とAQUOS sense3シリーズともに販路については「まだ申し上げられないが、取り扱う販売元がいろいろ発表してくださると思うので、こうご期待」(小林氏)とのこと。AQUOS zeroとAQUOS sense2はキャリアやMVNOから販売されているため、今回も同様に、さまざまな販路で登場することが期待できる。

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