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» 2020年08月27日 10時45分 公開

三井住友カードが“ポイント特化型”のプラチナカード発行 特約店で最大+9%を還元

三井住友カードが、9月1日から「三井住友カード プラチナプリファードカード」を発行する。年会費は3万円(税別)だが、入会して3カ月後までに40万円以上を利用すると4万ポイントを還元する。利用額に応じたVポイントの還元率は1%(100円1ポイント)だが、特約店ではさらにプラス1〜9%を還元する。

[小山安博,ITmedia]

 三井住友カードは8月26日、「プレミアムカードの新たなニーズに応える」クレジットカードとして、「三井住友カード プラチナプリファードカード」を9月1日から発行すると発表した。プレミアムカードのステータスに加えて「ポイント特化型」というのが特徴で、「プレミアムカードのもう1つの選択肢」(大西幸彦社長)と位置付ける。カード発行は9月1日から、年会費は3万円(税別)となっている。

三井住友カード 新しいプレミアムカード「プラチナプリファードカード」。カラーは2色
三井住友カード 三井住友カードの大西幸彦社長(右)。左は新CMに出演する俳優の小栗旬さん

 三井住友カードは、2020年に入って30年ぶりというカード券面のリニューアルを実施。表面にはロゴと名前だけを記載し、カード番号などの情報を裏面にまとめることでセキュリティに配慮。スマートフォンアプリも刷新して利用ごとの即時通知、アプリからの利用可否の設定といった機能を追加した。加えて、コンビニエンスストアやマクドナルドでのポイント5倍施策も奏功し、新規入会者は前年比2倍となる108%増となった。

三井住友カード 30年ぶりに刷新された同社のクレジットカード
三井住友カード 新規入会者数も大幅に増加した

 こうした中、クレジットカード市場、特にプレミアムカードにおいて2つの変化が起きているという。1つ目はキャッシュレス化が進展して決済額が増加している点。大西社長は、「以前は特別なときにクレジットカードが使われていたが、今は日常的に使われており、ネットでの利用も増えている」と指摘。年間200万円以上をクレカで決済している人が、2019年には5年前に比べて70%増になったという。キャッシュレス・消費者還元事業や新型コロナウイルスの影響も手伝って、決済額は増加を続けている。

三井住友カード キャッシュレス決済の普及で決済額が増加。年間200万円以上を利用する人も多くなった

 それに伴って現金の利用は減少。スーパーのキャッシュレス比率が2019年9月には15.5%だったものが、2020年2月には31.9%に達し、6月には36.7%まで上昇。三井住友銀行のATM利用件数比率も2月に比べて減少しており、大西社長は現金利用が低下しているとの認識を示す。

三井住友カード スーパーのキャッシュレス比率は増加し、ATMの利用率は減少

 その一方で、若い世代を中心にクレジットカードの付帯サービスはシンプルで、カード利用での具体的なメリットを得られる方がいい、という声が増えてきているという。こうした状況やニーズの変化に応えるために開発されたのが、今回の「プラチナプリファードカード」だ。

三井住友カード 新しいニーズとして、プレミアムカードとして利用枠のアップに加え、シンプルなサービスと具体的なメリットを求める声が大きくなった
三井住友カード そこで生まれたのがプラチナプリファードカード。目に見えるメリットとしてポイントを位置付けた

 特徴は「ポイント特化型」という点。年会費は税別3万円だが、入会して3カ月後までに40万円以上を利用すると4万ポイントを還元。「これで年会費以上になる」と大西社長。利用額に応じたVポイント付与率はベースポイントが1%(100円1ポイント)ながら、プリファードストアと呼ばれる特約店ではさらにプラス1〜9%、海外利用(外貨ショッピング)ではさらにプラス2%の還元が加算される。さらに、毎年の継続特典として、年間利用額100万円ごとに1万ポイント(最大4万ポイント)を還元。ポイントのたまりやすさをメリットとする。

三井住友カード 年会費以上のポイントを獲得できる高いポイント還元率
三井住友カード 年間200万円を利用すれば、年会費に比べて1万円以上の還元になる

 2年目以降に200万円利用した場合、ベース還元(1%)の2万ポイントに継続特典の2万ポイントを加えた計4万ポイントとなり、年会費3万円を上回るポイントを還元。これに特約店や海外利用を加えればさらなるポイント還元になる。

 年間利用額200万円というとハードルが高いと感じるが、大西社長は「今まで複数の決済手段で支払っていたものをプリファードカードにまとめたり、公共料金の支払いやネット決済などをまとめたりしていけば、多くの人に検討してもらえる額」と話し、年間200万円であれば幅広いユーザーが対象となるという認識を示す。

 特約店となるプリファードストアは、百貨店、旅行予約サイト、ETCやANAなどの交通系などに加え、コンビニエンスストアやカフェ、ファストフード、ドラッグストア、スーパーといった日常で利用する幅広いジャンルをカバー。対象となるのは70社に上るという。

三井住友カード
三井住友カード ポイント還元率がアップするプリファードストア(特約店)の一覧。幅広い業種業態をカバー

 カードデザインは高級感とシンプルさを大事にしており、2020年2月に新デザインとなったカードデザインを踏襲。ブラックとホワイトという2つのカラーを用意した。表面にはクレジットカード番号などはなく、安心・安全にも配慮している。

 付帯サービスは最小限ながら必要なものは搭載したとのことで、海外旅行保険とお買い物安心保険を装備。アプリでの即時利用通知や利用制限の設定も可能。シンプルさを重視して国際ブランドはVisaのみ。Visaのタッチ決済に加え、「Apple Pay」と「Google Pay」にiDとして登録することも可能だ。

三井住友カード 基本的な付帯サービスも装備

 大西社長は、従来のコンシェルジュなどのフルサービスを求める人も多いとしつつ、プラチナプリファードカードによって「プレミアムカードのステータスを保ちながら、分かりやすいメリットを提供することで、キャッシュレス時代の新しい選択肢を提供する」と強調。従来のクレジットカードのイメージにとらわれない次世代カードだとアピールしていた。

三井住友カード カードの主なスペック

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