10代女性にiPhoneが圧倒的人気の理由 我が子に欲しいと言われたら?子どもとスマホの付き合い方

» 2022年09月19日 11時00分 公開
[鈴木朋子ITmedia]

 「iPhone 14」シリーズが発売されました。スマホが日常に欠かせない道具となった今、最新モデルの登場に心が躍ってしまう人が多いでしょう。特に10代は、新シリーズの情報を熱心にチェックしているかもしれません。

 MMD研究所が行った「2022年5月スマートフォンOSシェア調査」によると、10代女性のiPhone利用率が突出していて84.1%、続いて20代女性(70.2%)、10代男性(70.1%容量)、20代男性(57.0%)と続いています。全体のiPhone率が44.1%なので、10代、20代のiPhone率はかなり高めです。

iPhone 「現在メインで利用しているスマートフォン※性年代別」(出典:MMD研究所)

 とはいえ、必ずしも最新機種を持っているわけではありません。10代は自分で購入するわけではなく、親が買うケースが多いため、許可が下りないこともあるでしょう。子どもが小さい頃は、親のiPhoneをお下がりするご家庭も多いですね。しかし、子どもが中学生、高校生になると、子どもに最新機種を買って親は子どものお下がりを使うという話も聞かれます。大人の方が最低限の機能があればいいと考える人が多いのかもしれません。

 前述の調査では、全年代で利用している機種も調査されています。iPhoneで最も多いのは、「iPhone SE(2020年発売)」です。「iPhone SE 第2世代」にあたるこの機種は、ホームボタンを搭載しており、手に持ちやすいサイズであるなど、実用性が高いことで人気があります。次点は、iPhone 8、3位はiPhone 12と続きます。

iPhone 「現在メインで利用しているスマートフォン※性年代別」(出典:MMD研究所)
iPhone iPhoneの中でも特にユーザーが多い「iPhone SE(第2世代)」(2020年発売)

 若い世代はSNSと密着しており、写真や動画をよく撮影するため、カメラ性能の良さを優先して選ぶと思われます。問題は、親のお財布がどこまで許容できるかですね。

10代がiPhoneを好きな理由

 10代がiPhoneを好きな理由は、いくつかあります。まずは、Appleブランドの魅力です。以前取材した女子高生は、「リンゴのマークがかわいい。トイレの鏡で自撮りするとき、リンゴのマークが映るように撮る」と話していました。学校の先生も、Macを持っている人はセンスがいいと捉えるそうです。

iPhone Appleロゴが、iPhone人気の要因の1つになっているようです

 また、iPhoneは一般的なスマホのカテゴリーで言えばハイエンド機ばかりなので、高級なものと捉えています。10代はお互いを撮影して画像や動画をシェアし合うため、「あの子の持っているスマホは最新のiPhoneだから写りが違う」と考えるようです。iPhoneのカメラの画作りを見慣れていることもあるでしょう。ゲームアプリなどの処理が重いアプリでも問題なく動作するという面で、安心感を抱いている人も多そうです。

 「みんなが持っている」ということも重要なポイントです。画像や動画を送り合うとき、「AirDrop」で簡単に送り合えます。データ通信量を使い切ってしまい、月末は低速になっている10代が多いため、AirDropは非常に重宝されています。また、「この加工どうやったの?」「このアプリ使ったんだよ」というように、アプリ情報や使い方を教え合うことも多く、その際もみんなと同じiPhoneだと便利なのです。

 ケースの種類が多く、手に入りやすいということもあります。10代に今流行しているのは透明なケースですが、iPhoneなら100円均一ショップで購入できます。なぜ透明なケースが流行しているかといえば、リンゴマークが見えるだけでなく、「推し」の写真を挟んでカスタマイズできるからです。大人世代だと、透明の下敷きにアイドルの写真を挟んでいたイメージですね。ファッションブランドや雑貨ショップが販売するケースもiPhone対応の方が多く、好みのデザインを安価に手に入れやすい環境も影響しています。鶏が先か卵が先かという話でもあります。

iPhone クリアケースは、推しの写真を挟めることからも人気だとか(画像はUNiCASEのWebサイトから引用)

我が子にiPhoneを持たせるべきか

 ここまで10代のiPhone率が高いと、スマホを購入する保護者としては、iPhoneを買うべきなのか悩んでしまうと思います。私のところにも、「iPhoneを買わないといじめにあいますか?」と相談を寄せてくる保護者もいます。お子さんに「iPhoneが欲しい」と言われた方も多いでしょう。

 iPhoneは確かに人気があります。しかし、iPhoneではないからといじめにあうことはありません。フィルタリングの観点から親のスマホとOSをそろえるため、中学生はAndroidで、高校生からiPhoneにする人も少なくありませんし、吟味した上でGalaxyやXperiaを選ぶ人もいます。最近では、K-POPアイドルや韓国ドラマが好きな人もGalaxyが気になっているようです。どちらを選ぶかは、ご家庭の利用状況に合わせて決めても問題ないと思います。

 また、iPhoneを買ってあげる際も、最新機種ではなく、型落ちでも構わないでしょう。中古なら、人気のiPhone 8やiPhone SE(第2世代)は、2万円台〜4万円台と比較的安価に手に入れることができます。さらに、ケース選びの面では最新機種よりも型落ち機種の方が豊富に販売されています。100円均一ショップや雑貨ショップなどを見ると、どの機種であればケースが手に入りやすいかが分かると思います。

 親としては、子どもにできる限り良いモノを使わせてあげたい気持ちがあるため、スマホ選びは悩ましいですね。でも高価なものだけに、最新機種が出るたびに買い替えていては大変です。子どもと相談しながら、ベストな機種を選んであげてくださいね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  8. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  9. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー