中国版「Xiaomi 15」を試す コンパクトな最新“ライカ監修カメラスマホ”はiPhoneやGalaxyの対抗馬になる存在(1/3 ページ)

» 2024年12月09日 11時00分 公開
[佐藤颯ITmedia]

 日本でも「ライカ監修カメラスマホ」として注目を集めるXiaomiのスマートフォン。普及帯の「Xiaomi 14T」シリーズとフラグシップの「Xiaomi 14 Ultra」が日本でも展開される中、中国では早くも最新作の「Xiaomi 15」シリーズが登場した。

 今回は中国向けのスタンダードモデル「Xiaomi 15」を手にする機会を得たので、レビューしたい。なお、Xiaomi 15は技適を取得していないため、総務省の特例制度を利用している。特例制度では、技適のない海外の端末に対し、所定の届け出を行うとWi-FiやBluetoothの通信が可能になる。

ライカとXiaomiがタッグを組んだカメラスマホ 第5弾は大容量バッテリーが特徴

 まずは基本スペックを確認していこう。

  • プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 8 Elite
  • メインメモリ:12GB/16GB
  • ストレージ:256GB/512GB/1TB
  • ディスプレイ:6.31型 2K+ TCL CSOT OLED
  • アウトカメラ:標準:5000万画素 F1.6 「Light Fusion 900」センサー
    超広角:5000万画素 F2.2
    望遠:5000万画素 F2.0
  • インカメラ:3200万画素
  • バッテリー:5400mAh
  • 90W充電 50W無接点充電対応

 Xiaomi 15は6.36型有機ELディスプレイを搭載しており、「iPhone 16」や「Galaxy S24」などに近いグローバルスタンダードといえる。中国CSOT製パネルを搭載し、画面解像度は2K+となる。画面輝度もピーク時3200ニトとかなり高く、屋外でも利用しやすい。

 また、本機種は上下左右の画面ベゼル幅を1.38mmに抑えており、ベゼルの幅に偏りのない均等なデザインとしている。191gという重量から「iPhone 16 Pro」よりも軽いことをアピールし、重量バランスも本体の上下で50:50とするなど、偏りがないのも特徴だ。

Xiaomi 15レビュー 画面は近年のXiaomiらしくOLEDパネルを採用。より高輝度なものへと進化した
Xiaomi 15レビュー
Xiaomi 15レビュー 画面のベゼル幅は全ての面で1.38mmとさらに細くなった
Xiaomi 15レビュー
Xiaomi 15レビュー
Xiaomi 15レビュー 本体はおおむねXiaomi 14を踏襲したデザインだ。今回レビューのパープルは金属フレームにガラスパネルだが、iPhoneに近い質感で安物感は感じさせない
Xiaomi 15レビュー
Xiaomi 15レビュー iPhone 15と並べてみると近い仕上げなのが分かる
Xiaomi 15レビュー 指紋センサーは画面内に搭載。本作は超音波式の指紋センサーを採用したことで、認証精度が大きく向上した

 プロセッサはQualcommの最新製品「Snapdragon 8 Elite 」を世界初採用している。今期のAndroid端末向けプロセッサとしては最上位となり、高い基本性能はもちろん、ISP性能やAI性能が向上したことでカメラ性能の向上にも大きく寄与している。

 搭載メモリは12GBまたは16GBと必要十分だ。ベイパーチャンバー採用で冷却性能も向上しており、プロセッサとの組み合わせもあって、長時間のゲームも問題なく遊ぶことができた。ストレージもUFS4.0規格の高速なものが採用され、最大で1TBの容量を選択できる。省電力ながら高速の伝送が可能になっており、仮想メモリなどを利用してもパフォーマンスの低下を抑えられているという。

 Xiaomi 15を使ってみると、最新ハイエンド機というのもあって動作にストレスは感じない。Snapdragon 8 Eliteはかなり優秀なプロセッサなのか、本体の発熱も以前に比べて抑えられているように感じた。例えばゲーム「原神」のような高負荷なコンテンツを1時間ほど続けてプレイしても極端に「熱い」と感じることは少なかった。優秀なプロセッサと高度な冷却設計が織りなした結果と評価できる。

Xiaomi 15レビュー Xiaomi 15は世界で初めてSnapdragon 8 Eliteを採用するスマートフォンだ
Xiaomi 15レビュー 高性能なプロセッサのため、原神の最高画質も難なく動かせる。一方、本体が小型なので長時間のゲームでは背面がじわじわと温かくなっていく
Xiaomi 15レビュー ゲームによってはまだ最適化が行われておらず、一部設定が利用できないものもあった

 また、新型プロセッサには高度なAIアクセラレータを搭載したことによって各種画像編集機能も強化。「Xiaomi版消しゴムマジック」とも評せる「Magic Eraser」もProバージョンへ強化された。人物の検出精度や処理速度も正確かつより高速に処理される。

 高音質なステレオスピーカーも引き続き搭載しており、ソフトウェア処理の進化でサウンドのクリア感が向上した。本体スピーカーの音もかなり良好な印象で、音量が出るよりも「高音質での再生」に力を入れているようだ。

 バッテリー持ちについては、先代の「Xiaomi 14 Pro」から体感的に大きく向上している。両機種の大きさは異なるが、Xiaomi 15のバッテリー容量は5400mAhとこのサイズの機種にしてはかなり大容量だ。「Xiaomi14」シリーズのどの機種よりも大容量なので、ここはバッテリー容量を増大させたことが体感差にも出ている。

 独自の制御チップによる充電制御や90Wの高速充電、50Wのワイヤレス充電と10Wのリバースチャージにも対応している。大容量バッテリーを採用するスマートフォンには急速充電技術が欠かせない。

Xiaomi 15レビュー Xiaomi 15では90Wの充電に対応している。バッテリー容量が大容量になったにもかかわらず充電速度がそのままなのは惜しい

 搭載するOSは「Xiaomi HyperOS 2」だ。Android OSであることに変わりはないが、同社の自動車や家電との強い連携を目指したものへ進化している。また、AI機能がより強化されており、従来よりもAIアシスタントでできることが大幅に増えている。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年