春商戦期まっただ中の3月は、「iPhone 16e」の登場に伴い、型落ちした「iPhone 15」の価格が改定された。「Pixel 9」も2月に続きお買い得だ。
この記事では、端末メーカー、NTTドコモ、au、UQ mobile、ソフトバンク、Y!mobile、楽天モバイル、MVNO(IIJmio、mineo)から発売されたスマートフォンの中から特にお得なモデルを選定して価格込みで紹介する。
MVNOでの端末価格は、短期間で終わる割引を避け、割引適用前か長期的な割引を適用した場合の価格を記載する。記事内の価格は全て税込み。
ドコモではミッドレンジモデルの「Xperia 10 VI SO-52E」がお買い得だ。2月の価格改定により、一括価格は7万4140円から6万2590円に、いつでもカエドキプログラムを利用し、23カ月目に端末を返却した場合の実質負担額も4万9060円から3万3550円に値下がりした。
ハイエンドモデルでは、Galaxy S25シリーズに注目だ。ソフトバンクは、「Galaxy S25」を月額3円で提供している。なお、Galaxy S25は販売ルートによってストレージ容量が異なるため、この記事では最低容量の256GBで比較する。
毎月の支払い額を抑えたいなら、ソフトバンクでの購入をおすすめしたい。新トクするサポート(プレミアム)を利用して48回払いで購入すると同時に「あんしん保証パックネクスト」(1190円/月)に加入の上、13カ月目に本特典の利用(早トクオプション利用料2万2000円の支払いが必要)を申し込み、翌月末までにソフトバンクに返却すると、36回分の代金の支払いが不要となる。
毎月の支払い額はどうなるのか。1〜12カ月目は毎月3円で済む。約1年後に返却する場合、実質的な負担額は毎月3円となる。一方、約1年後も利用を続ける場合、13〜48カ月目は毎月3607円の支払いが発生する。ソフトバンクによると、約1年後に返却する場合、分割支払金の合計は36円(3円×12回)となり、「早トクオプション」の利用料を含めた総支払額は2万2036円になる。
一括価格は、ドコモが最もお得だ。機種変更、契約変更をする際、「eximo ポイ活プラン」の契約で7700円が割り引かれ、メーカー直販モデルの12万9000円より960円安い12万8040円となる。
また、同じGalaxyでは、エントリースマホの「Galaxy A25」にも注目だ。ドコモ、au、UQ mobile、J:COM MOBILE、ソフトバンク、Y!mobileで2月27日に発売し、一括価格は2万円台前半〜3万円台前半。auとUQ mobileでは新規契約かMNP、Y!mobileではMNPだと割引を含めて1円で入手できる。
2024年12月26日の電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドラインが改正されたことに伴い、ハイエンドモデルの「Pixel 9」などAndroidを中心に一部機種の実質価格が大幅に値上がりしていたが、ソフトバンクは2025年1月31日に「Pixel 9」の価格を改定した。
Pixel 9(128GB)は、2024年12月25日までは「新トクするサポート(スタンダード)」により2年間は24円を維持できたが、26日以降は「新トクするサポート(プレミアム)」の対象になり、1年で3万6180円(早トクオプション料込み)へと大幅に値上がりした。
ところが、ソフトバンクは一括価格を15万1200円から13万2048円に値下げし、新トクするサポート(プレミアム)の適用で1〜12回の支払いを月3円で済むようにしている。1年間は36円の維持が可能で、早トクオプション料込みで2万2036円となる。あんしん保証パックの990円×13回を含む実質負担額は、4万9050円から1万4144円安い3万4906円となった。
影響をほとんど受けていないのが「iPhone 15」の128GBだ。
ソフトバンクでは、一括価格を13万896円から11万3184円に値下げしたが、毎月の支払い額は1円ではなく、205円に値上げ。新トクするサポート(スタンダード)を利用して48回払いでの購入や25カ月目の返却などの条件を満たせば、2年間使った場合の実質負担額は4920円で済む。
auでは、一括12万4800円から11万3000円に値下げ。ただし、これは3月25日までの期間限定で、型落ちiPhoneをお得に入手するならチャンスだ。一括価格だけでなく実質負担額も変更となった。25カ月目までに機種を返却する「スマホトクするプログラム」を適用した場合の実質負担額も5万1900円から4万4047円に値下げ。また、他社からMNPで乗り換えた場合は、au Online Shopお得割の増額(4万4000円引き)により適用時の実質負担額が47円になる。
この「毎月47円維持方法」は2024年12月末で消滅したかと思われたが、春商戦期に復活した格好だ。
一括価格で見逃せないのがドコモだ。2月21日以降、11万9020円から10万9758円に値下げしている。au、ソフトバンク、楽天モバイルにおける一括価格よりも安い。
3月19日には、「iPhone 15 Plus(128GB)」の割引を強化。機種変更、契約変更では2万9700円引きとし、利用者が22歳以下かeximo ポイ活/eximoの新規契約(予約申込は除く)では2万7000円相当をdポイントで進呈する。
最新のiPhoneをお得に購入する手もある。ソフトバンクがソフトバンクオンラインショップで3月28日10時まで開催している「スプリングセール」では、新規かMNP/番号移行に伴い対象端末を購入すると端末代金を割り引く。48回割賦で購入した場合は割引額を24回で割った金額を1〜24回目の毎月の機種代金から割り引くか、割引額を12回で割った金額を1〜12回目の毎月の機種代金から割り引く。24回割賦または一括で購入の場合は、機種代金総額からの割引となる。機種ごとに対象となる契約/購入方法が異なり、1人あたり1機種1台限りで2機種以上は購入できない。
iPhone 16シリーズとしては最も安いiPhone 16eは、auとソフトバンクがお得な価格を打ち出している。
auの場合、他社/povo2.0からauに移行すると、au Online Shop お得割により3万8500円の割引を受けられ、ストレージの容量が最も少ない128GBを購入し、スマホトクするプログラムで25カ月目までに端末を返却した場合、2年間は47円(初回は3円、2〜23回目は2円)で使用できる。
ソフトバンクでは、新規契約かMNPで「新トクするサポート(スタンダード)」を適用すると、128GBは24回目までの支払いが毎月1円になり、2年間実質24円で使用できる。
UQ mobileとY!mobileでも、iPhone 16eの128GBがお得だ。UQ mobileでは、24回払いに設定し、スマホトクするプログラムに加入して13カ月目から25カ月目までに返却すると、1〜2年間47円で使用できる。Y!mobileでは48回払いに設定し、新トクするサポート(A)に加入して25カ月目以降に返却すると2年間24円で利用できるが、3月23日時点で128GBの在庫はない。
ミッドレンジモデルの注目は折りたたみスマートフォンの「nubia Flip 2」だ。一括価格は8万5680円だが、新規契約かMNPで契約して料金プラン「シンプル2 M/L 」に加入すると、2万1600円引きとなる。さらに、新トクするサポート(A)の利用により1〜24回の支払い総額が1万9680円(820円×24回)になる。
nubiaブランドからはもう1つ、エントリーモデルの「nubia S 5G」が登場した。一括価格は2万1996円で、新規契約かMNPで契約してシンプル2 M/Lに加入した場合、一括1円で購入できる。
エントリーモデルでは「OPPO A3 5G」もお得に購入できる。他社から乗り換えてシンプル2 M/Lに加入すると、通常2万1996円のところ1円で購入できる。
同じくエントリーモデルとして見逃せないのが「Galaxy A25 5G」だ。例えば、UQ mobileでコミコミプラン+かつ増量オプションIIに加入して、オンラインショップ おトク割を適用すると1円で購入できる。Y!mobileでは新規かMNPで他社からの乗り換えて、シンプル2 M/Lに加入した場合に1円で購入できる。
auの「iPhone 15(128GB)」、MNPで2年間実質47円に 3月25日まで
ドコモが「iPhone 15 Plus(128GB)」を2万9700円割引 3月19日から
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