AQUOS R10と同時発表のエントリーモデルAQUOS wish5は、これまでの「安心」と「心地よさ」を大幅にアップデートし、コンセプトの完成度を一層高めたモデル。通信事業本部 パーソナル通信事業部 事業部長の川井健氏は、「幅広い世代の人々だけでなく、グローバル市場も意識したモデル」へと進化を遂げたという。
AQUOS wish5では、国内のエントリーモデルとして初めてだというIP69等級の防塵(じん)・防水に対応した。80℃のお湯にも耐えられるため、例えば料理中などお湯を使うシーンでも安心できるという。
初めてスマートフォンを持つ“ファーストスマホユーザー”による利用を想定して開発されたのが「振るだけで発動する防犯機能」だ。トラブルに巻き込まれた際、落ち着いてスマートフォンを操作する余裕はないだろう……という気付きから生まれたこの機能。本体を強く振ることで、以下の動作を自動で一連して実行する。
製品発表会では、誤動作しないのか? という懸念点を持つ声も聞かれたが、5秒間連続して振られたかどうかを判断するため、それよりも長短な時間に振られると動作しない他、シャープ通信事業本部パーソナル通信事業部商品企画部課長の清水寛幸氏は、実際にwish5をポケットに入れて走ったとしても誤動作しないことを実演した。
AQUOS wish5はグローバル市場を意識したモデルとあって、ディスプレイの大幅な改良と、ユーザーの使いやすさに配慮した進化を遂げた。「先代モデルの『AQUOS wish4』から思い切って採用した6.6型の大画面ディスプレイは、国内市場で大変ご好評をいただいている」そうだ。
シャープはこのディスプレイをさらに進化させ、以下の改良を加えた。インカメラが収納される水滴型ノッチ部分を、円形にくりぬくパンチホールデザインに変更した。またスクロールなどがより滑らかになる120Hzの高リフレッシュレートに対応。スクロール表示や輝度もアップデートし、「長時間の使用でも目に優しい」仕様に仕上がっている。
目への優しさへの取り組みの一環として、モリサワの新しいグローバルデザインフォントを搭載。学校の教科書や病院でも採用されている「UD学参丸ゴシックフォント」や、文字が大きく見やすいフォントを採用している。またスマートフォン初心者の人に向けて、かんたんモードを、子どもに向けてはジュニアモードを搭載した。
シリーズ最多となる5色のカラーバリエーションもAQUOS wish5の特徴だ。川井氏いわく、「文房具から着想を得た」カラーで、「ポップでありながら落ち着きのある色合いをそろえ、情景がイメージできるような『和の色味』にこだわっている」そうだ。
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