「AirPods Pro 3」発表 ノイキャン性能2倍、心拍数測定やリアルタイム翻訳に対応 3万9800円

» 2025年09月10日 02時35分 公開
[石井徹ITmedia]

 Appleは9月10日(日本時間)、完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro 3」を発表した。前世代比で2倍のアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能を実現し、ワークアウト時の心拍数測定機能を初めて搭載した。Apple Storeでの価格は3万9800円(税込)。9月19日に発売する。

AirPods Pro 3

ノイキャン性能が前世代比2倍に

 AirPods Pro 3の最大の進化は、ANC性能の大幅な向上だ。新開発のマルチポートの音響アーキテクチャを搭載する。これはイヤフォン内部に複数の音響ポート(開口部)を配置し、耳に音を届ける空気の流れを精密に制御する技術だ。従来の単一経路とは異なり、周波数帯域ごとに最適化された複数の音の通り道を設けることで、音質向上とノイズ除去を両立させた。これに極めて雑音の少ないマイクとデジタル信号処理技術、フォーム材が入った新しいイヤーチップを組み合わせることで、前世代のAirPods Pro 2と比較して2倍、第1世代AirPods Proからは4倍の雑音除去性能を達成した。

AirPods Pro 3 AirPods Pro 3

心拍数センサー搭載でワークアウト機能を強化

 Apple Fitness+ユーザーは、心拍数、消費カロリー、ムーブリングの進捗、カロリー消費バーなどのリアルタイムパフォーマンス指標を画面上で直接確認できるようになった。サードパーティー製のジムトレーニングアプリでもAPIを通じて心拍数データを表示できる。Apple Intelligenceを活用した「Workout Buddy」では、ワークアウトデータとフィットネス履歴を基にパーソナライズされた洞察を生成する。

AirPods Pro 3 AirPods Pro 3を装着するだけで心拍数を表示できる

リアルタイム翻訳機能「ライブ翻訳」を搭載

 新機能「ライブ翻訳」は、Apple Intelligenceを活用した対面翻訳機能だ(ベータ版)。英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語に対応し、年内に日本語、イタリア語、韓国語、中国語(簡体字)が追加される。相手が外国語で話しかけた内容をリアルタイムで翻訳し、iPhoneの画面に自分の発言を相手の言語で表示することもできる。

AirPods Pro 3 相手の話しかけた内容を翻訳できる

5サイズ展開でフィット感向上、IP57の防水防塵に

 物理的な改良も施された。1万件以上の耳のスキャンと10万時間以上のユーザー調査を基に内部アーキテクチャを再設計。イヤーチップは新たにXXSサイズを加えた5サイズ展開となり、より多くの人にフィットする。

 防水防塵(じん)性能はIP57に向上し、激しいワークアウトや予測不可能な天気にも対応する。

 バッテリー駆動時間も延長された。ANC有効時で最大8時間(前世代比33%向上)、外部音取り込みモードでは最大10時間(同67%向上)の連続再生が可能だ。充電ケースと合わせて最大24時間の再生に対応し、5分の充電で約1時間使える急速充電にも対応する。

 聴覚補助機能では、レストランなどの騒がしい環境で「会話を強調」機能が自動的に有効になるようになった。背景ノイズを低減しながら音声を増幅する。

AirPods Pro 3 AirPods Pro 3の主な特徴

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月25日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  3. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  6. Galaxyの新折りたたみが4キャリアそろい踏み 各社が語る「価格」「ネットワーク」「サポート」の差別化戦略 (2026年07月23日)
  7. 「HUAWEI WATCH FIT 5」実機レビュー 長持ちバッテリーと新機能“ミニストレッチ”の実力は? (2026年07月24日)
  8. パスポート型の折りたたみ「Galaxy Z Fold8」を速攻チェック 使い方を変える形状だが“なくなった機能”も (2026年07月22日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー