スペイン・バルセロナで毎年開催される「MWC Barcelona」では、最新のスマートフォンや携帯電話、これらに付随する関連技術や製品が所狭しと並ぶ。3月2日から5日(中央ヨーロッパ時間)にかけて行われたMWC Barcelona 2026でも、その点でご多分に漏れなかった。
最新の製品や技術が展示される中、中国ZTE傘下のNubia Technologyがミドルレンジながらも興味深いスマホを展示していたので紹介したい。
「nubia Neo 5 GT 5G」は、比較的廉価ながらも良好なゲーミング性能をアピールしている。Nubia Technologyが手掛けるハイエンドゲーミングブランド「REDMAGIC(レッドマジック)」の弟分のような存在でもある。ヨーロッパにおける想定販売価格は399ユーロ(約7万3000円)からだ。
プロセッサ(SoC)はMediaTekの「Dimensity 7400」(CPUコア8基)で、メモリは12GB、ストレージは256GBまたは512GBから選べる。画面は1.5K解像度の6.8型AMOLED(有機ELディスプレイ)で、リフレッシュレートは最大144Hzと滑らかな表示が可能だ。ピーク輝度は4500ニトで、「ちらつきを抑えた目に優しいディスプレイ」だという。
タッチ操作のサンプリングレートは3049Hzで、高めの“ゲーミング仕様“となっている。
アウトカメラは約5000万画素のメイン(広角)カメラを筆頭とする3眼構成で、普段使いでもきれいな写真を残せるという。
バッテリーの定格容量は6210mAhで、最大80Wの超急速充電にも対応する他、ゲーム用途を重視した「バイパス給電」にも対応する。
本製品は大型の冷却機構に加え、REDMAGICシリーズ同様の空冷ファンをnubia Neoシリーズとして初めて採用した。ピーク性能を長く維持できるとできるという。ミドルレンジスマホでの空冷ファン採用も、業界初とのことだ。ファンを備えながらもIP64等級の防塵(じん)/耐水性能も確保している。
ゲーミング性能の高さをうたう本製品だが、プロセッサ的にはAAA級の重たいゲームをを快適に動かせるものではない。率直にいうと、パフォーマンスという観点で空冷ファンを搭載するのは少々「アンバランス」なように思える。
この点をメーカー担当者に尋ねてみたところ、ゲームの中でも極めて高い処理性能を“求めない”タイトルを、より長時間快適に遊ぶニーズに応えたという。副次的な効果として、InstagramやTikTokの動画エンコード時にパフォーマンスが持続できるので、早く終わるとのことだ。
本体側面には、ゲームアプリ用の「LRトリガー」を備える。また背面やファン部分には、発光ギミックを搭載している。通知の制御やパフォーマンス最適化といった機能を持つ「ゲーミングモード」もある。
このような点からも、ゲーミングスマホたるREDMAGICの“弟分感”が伝わってくる。
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