Natural AI PhoneとNothing Phone(3a)は兄弟モデル?――AIに全振りしていてもデザインには手を抜かないで欲しい石川温のスマホ業界新聞

» 2026年04月26日 11時00分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 ソフトバンクが発売する「Natural AI Phone」を手に取った第一印象としては「デザインに全くこだわりを感じない。ODMのカタログから選んだまんまで出しているのか」というものだった。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2026年4月18日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。


 ぱっと見のデザインは、カメラ周りがPixel 10っぽさを感じる。ただ、それ以外は特に個性的な意匠があるわけではなく、本当にシンプルで主張が一切ない、割り切ったデザインになっていた。

 せっかく一般のユーザーが少なくとも2年間は持ち歩くのだから、もうちょっと「所有していてワクワクする」ようなデザインにして欲しかった。

 コンセプトとしてAIに全振りしているのは理解できるが、それにしてはデザインに手を抜きすぎている。

 そんななか、発表会から数時間経過したところでSNSがざわついてきた。

 なんでも、Natural AI Phoneはちょっと他の機種に比べてカメラの位置が下にあるのだが、それがNothing Phone(3a)と全く一緒の位置にあるという指摘があったのだ。

 早速、調べてみると、カメラの位置だけでなく、カメラスペック、側面ボタンの位置、ディスプレイサイズ、バッテリーサイズ、Snapdragon 7S Gen 3など、ほぼ一緒であった。

 これにより、どちらも同じODMを使っているものと思われる。

 ちなみに、本体側面にあるボタンを押して、画面に表示されているものを調べたり、記憶させておくといった機能も、Natural AI PhoneとNothing Phone(3a)と一緒だ。さすがに、両社ともAIに対しては相当なこだわりがあるため、AIに対するコンセプトまでODMが提案しているとは思えないが、「サブボタンをAIに割り当てて差別化できる」という訴求ぐらいはあったかもしれない。

 ひょっとすると「このボタンがあるから両社とも採用した」ということはありそうだ。

 ちなみに同じスペックでありながら、Nothing Phone(3a)は4万8900円、Natural AI Phoneは9万3600円と倍近い値段差が生じている。

 もちろん、ソフトバンクはMNPなら24回まで月額1円で購入できるなど、9万3600円という値付けはあってないようなものだ。

 ただ、同じAIに対するコンセプト、同じスペックでありながら、デザイン的に工夫しているNothing Phone(3a)と何もしていないNatural AI Phoneを比べると、やはり、日常生活でワクワクできるNothing Phone(3a)に手が伸びるというものではないだろうか。

© DWANGO Co., Ltd.

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