新ヘルスケアバンド「Google Fitbit Air」を試す 画面なしで1万6800円の価値はあるか(2/2 ページ)

» 2026年05月26日 22時00分 公開
[佐藤文彦,ITmedia]
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新「Google Healthアプリ」はコーチのように活用できる

 Fitbit Airの登場とほぼ同じタイミングで、従来Google系の健康管理アプリとして配信されていたFitbitアプリが刷新され、新たにGoogle Healthアプリへと進化した。

 従来のFitbitアプリは、シンプルなデザインで情報が並べられており、視認性があまりよくなかった。Google Healthアプリは、タイルのようなデザインをベースとしながら、各情報が色分けされ、特に重要な情報へと視線が向きやすいようなデザインになっている。下部に用意されているタブも分かりやすく、設定項目が少ないFitbit Airとの相性もいい。健康管理アプリをあまり使ってこなかった人にとっては、分かりやすいアップデートではないだろうか。

Fitbit Air 旧Fitbitアプリ
Fitbit Air 新しくなったGoogle Healthアプリ

 無料版のGoogle Healthアプリでも、1日のアクティビティー記録や睡眠記録、健康情報の閲覧といった機能が利用できるが、魅力を発揮するのは有料プランのGoogle Health Premiumだろう。

 Google Health Premiumでは、AI機能が豊富に利用できるようになっている。AIが身体の状態に基づいたガイダンスをチャット形式で提供してくれる「コーチに質問」や、AIによるフィットネスプランの組み立て、睡眠の質に関する細かな分析など、よりパーソナライズ化された機能が開放される。

Fitbit Air 「短い時間で効率的なトレーニング計画を立てたい」という要望に対するプラン
Fitbit Air ここから「自宅でできる、少し汗をかくくらいのプラン」も追加してもらった

 チャット形式のコーチに質問、フィットネスプランの作成など、AIと対話する機能では、若干しつこいやりとりを促されてストレスを感じたが、自身の健康のためなので、割り切って活用したいところだ。一度やりとりを完結させ、目標をしっかりと設定できれば、ちょっとした運動でもモチベーションを高めるアドバイスをしてくれる。より的確なアドバイスを求めたり、目標を変更したりしたい場合は、改めてチャットするだけでいい。

 アプリの難点を挙げるとすれば、Fitbit Airとの同期にややラグがある点だろう。スマートフォンとFitbit AirはBluetooth接続されているはずだが、手動で同期をしようとすると、やたらと時間がかかる。自動で同期されるタイミングもあり、その際には運動データの通知も届くのだが、すぐにデータをチェックしたいタイミングで、待たされる時間があるのが少々もどかしく感じる。

 Fitbit Airは、腕時計型のデバイスが邪魔に感じている人、着け続けられない環境にいる人に対する、代替案のようなデバイスだ。慣れてくれば、装着感はほとんどなくなっていくため、快適さを重視する人にはいいパートナーとなるはずだ。

 Fitbitアプリがアップデートされ、Google Healthアプリへと進化したタイミングであるのもポイント。ディスプレイのないヘルスケアデバイスとして、価格に疑問があるのは事実だが、利用スタイルに合う人には十分刺さるデバイスだろう。

(製品協力:Google Japan)

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