米Googleは8月20日(現地時間)、ハードウェア発表イベント「Made by Google 2025」で、Fitbitユーザー向けの「Gemini」搭載新機能「personal health coach」(以下「ヘルスコーチ」)を発表した。
ヘルスコーチは、ユーザーの個人的な健康とウェルネスの指標に基づいて、目標や現状に合わせてカスタマイズされる「新しいタイプのコーチ」と位置付けられている。
Fitbitアプリには、これまでもAIを活用した機能やコーチング要素があったが、新機能はFitbitアプリ全体をコーチングとAIを核として再構築したものという。Geminiを基盤とした包括的なAIコーチングがアプリ体験の中心になる点が、従来との大きな違いだ。
ヘルスコーチは、ユーザーの目標や好みに合わせてパーソナライズされたフィットネスプランを作成し、それに基づいたパーソナルトレーニングを提案したり、リアルタイムのデータと毎日の洞察に基づいてワークアウトプランを調整する。例えば、睡眠が不足している場合、体調回復を優先するようプランを調整することを提案する。
また、睡眠アルゴリズムが強化され、睡眠時間や質をより正確に把握し、睡眠の質を向上させるための提案を行う。例えば、眠りにつくまでに時間がかかっていたり、時差ボケだったりするのを改善するポイントを指摘するという。
Fitbitアプリ自体も刷新され、より直感的なデータの可視化、情報の見つけやすいレイアウト、同期の改善、ダークモードなどの改善が加わる。
まずは10月に米国のFitbit Premiumユーザーにプレビューの通知が届く予定。将来的には無料版でも提供する計画という。
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