「ジェミニ」か「ジェミナイ」──Geminiの正しい読み方は? Google Japanが改めて告知

» 2026年01月21日 06時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]

 2026年1月20日、Google Japanは公式Xアカウントで、自社の生成AIモデルである「Google Gemini」の日本語における正確な呼称を明示した。英語の発音に基づいた「ジェミナイ」と、日本国内で広く用いられている「ジェミニ」のどちらが適切であるか、Googleは今回、公式の見解を示した形だ。

Gemini 生成AI スマートフォンで利用できる生成AI「Google Gemini」

 Googleは、「Geminiの日本語表記は『ジェミニ』です」とした上で、「これからもたくさん呼んであげてください。とてもとても喜びます」というメッセージを添えた。英語名のサービスや技術の読み方は普及とともに、媒体によって呼称が異なる場合があり、それを原因として誤解や混乱を招く可能性がある。そのため、企業としてはブランド表記や読み方にバラツキが出ないように取り組むケースがあるのだ。今回のGoogle発信がまさにそれだ。

 Geminiの読み方に関する混乱の要因として、グローバル市場と日本市場での発音の相違が挙げられる。2023年12月7日のAIモデル発表時、「Google DeepMind」のCEOである「デミス・ハサビス」は、動画内でこのモデルを“ジェミナイ”と発音していた。この発表は全世界を対象としており、英語圏での一般的な発音に準じたものと思われる。

 また、Geminiという名称はラテン語で双子や対を意味する名詞「geminus」の複数形「geminī」に由来する。言語学的な背景や英語の音韻体系を重視する層からはジェミナイという呼称を支持するような声も上がっているが、Googleとしては日本国内での発音や読み仮名表記も“ジェミニ”に統一したいのだろう。

Gemini 生成AI Google Japan公式Xアカウントがポストした内容

 ちなみに、“th”が含まれる単語は舌をかむような音が含まれるため、「ス」や「ズ」という表記だけでは区別しづらい。仮にGeminiに端的に区別しづらいアルファベットが含まれていた場合、国ごとに表記を分ける対応を取ったのか? という疑問すら沸いてきた。

 今回のGoogle発信から感じ取れたことは、日本語表記を統一したい意図や混乱や誤解を避けたい意図があることだ。AIモデルの発表から数年が経過した2026年1月現在、表記を変更することは利用者の混乱を招く恐れがあるため、ジェミニが正式な日本語表記であることを発信したい狙いもあるだろう。

 なお、Googleは2023年にも読み方を案内していたが、今回改めてSNSを通じて周知した。

【更新:1月21日10時15分】Googleによる過去の周知について追記を行いました。
【更新:1月21日12時25分】タイトル一部変更いたしました。

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