インフルエンサー戦争が熱い、中国スマホ4社「ミドルハイ」春秋決戦:山根康宏の海外モバイル探訪記(1/2 ページ)

» 2026年07月05日 06時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 2026年5月末に、中国・深センの街中や家電量販店に立ち寄ったところ、芸能人をアンバサダー(広告塔)に使ったスマートフォンの広告が目立っていました。実は毎年春と秋の2回、Huawei、OPPO、vivo、HONORからターゲットユーザーがほぼ同じスマートフォンが登場しているのです。

photo 芸能人を前面に押し出した広告が目立つ

 2026年5月末から順次登場したモデルとは、Huawei「nova 16」、OPPO「Reno16」、HONOR「HONOR 600」、vivo「S60」の各シリーズを指します。いずれも性能はミドルハイレンジです。カメラ性能も高めで、本体のデザインも美しく仕上げられています。「ハイエンドモデルを買うほどではないが、ミドルレンジの性能では物足りない」といった実用性を求めるユーザーに加え、製品そのものに価値を見いだす層に向けたモデルです。

photo 性能だけではなくデザイン性も高めたモデルだ

 これらのモデルのターゲット層にマッチするのが中国で人気の芸能人たちであり、街の至るところにその広告があふれています。Huaweiのnova 16シリーズのアンバサダーには、時代少年団(Teens in Times、TNT)が起用されています。中国の7人組のボーイズグループで、10代から若い世代に人気です。

photo ファーウェイnova 16はTNT

 若い女性層を狙い撃ちしているのがHONORで、HONOR 600のアンバサダーには肖戦(シャオ・ジャン)を起用しています。1991年生まれの彼は、デザイン専攻から芸能界入りした異色キャリアのトップスターであり、同国で絶大な人気を誇ります。

photo HONOR 600は肖戦
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