コンテンツとの相性もいい。電子書籍は、文字中心のものなら見開き表示が可能。画面を分割して、アプリを3つ並べる機能もこれまでのGalaxy Z Foldシリーズにはなかった仕様だ。また、「Galaxy S26」シリーズから搭載が始まった先回りするAIの「Now Nudge」とも横長のディスプレイは相性がいい。
Galaxy Z Fold8やFold8 Ultraでは、メッセージの中身をAIが読み取り、他のアプリを参照、利用する必要がある際にその提案が表示される。ここまではGalaxy S26シリーズのNow Nudgeも同じだが、新機種では、画面を分割したようなアイコンのボタンが同時に表示され、タップするとメッセージと同時にカレンダーやギャラリーを表示することができる。
Galaxy S26シリーズの場合、Now Nudgeの提案をタップすると、いったん別のアプリに飛んでから画像を選択するなり、スケジュールを確認するなりして、再びメッセージに戻る必要があったが、Galaxy Z Fold8やFold8 Ultraでは、アプリの行き来をする必要すらなくなったというわけだ。こうしたUI上の工夫は、先に引用した盧氏の「AI体験に最適化したデバイス」という言葉に合致する。
そのAIの搭載にあたり、Googleとの連携は引き続き強化しており、Unpackedには、GoogleでAndroidやPixelなどを統括するプラットフォーム&デバイス部門 上級副社長のリック・オステルロー氏がゲストとして登壇。Galaxy Z Fold8/Fold8 Ultra/Flip8の3機種が、Android 17の目玉の1つである「Gemini Intelligence」に対応していることを明かし、次のように語る。
「私たちは、Androidを単に作業をこなすためのOSから、作業を自動的にこなしてくれるインテリジェントなシステムへと進化させてきた。Gemini Intelligenceは、その可能性を示し、Geminiの最高の機能を最先端のデバイスにもたらす。まだ開発の初期段階ではあるが、このビジョンが新しいGalaxy Zシリーズで形になり始めている」
オステルロー氏は、Gemini Intelligenceの1つとして挙げた機能が、アプリの自動操作だ。この機能は、「Geminiの高度な推論を用いて、画面のコンテキスト(文脈)を理解し、複雑な画像をプロンプトとして解してアプリをまたがった複数のステップのアクションを実行できるようになった」というもの。ユーザーは目的を告げるだけでよく、それを理解したGeminiがバックグラウンドでアプリそのものを操作する。
オステルロー氏によると、自動操作に対応するアプリは、近いうちに40以上に拡大する予定だという。残念ながら、この機能は現在、英語と韓国語のみだが、日本語にも近々対応する予定が明かされている。40アプリ程度だと、できることは限られてくるが、スマホの使い方を変える可能性を秘めた機能であることは間違いない。
パスポート型の折りたたみ「Galaxy Z Fold8」を速攻チェック 使い方を変える形状だが“なくなった機能”も
「Galaxy Z Fold8 Ultra」は弱点を着実に改善 「Galaxy Z Flip8」は“閉じたまま操作”を拡張 実機で解説
Galaxyの新折りたたみが4キャリアそろい踏み 各社が語る「価格」「ネットワーク」「サポート」の差別化戦略
201gの軽量横折りスマホ「Galaxy Z Fold8」日本上陸 “折り目”と新たな画面比率を旧Fold7と実機比較
横折りスマホ「Galaxy Z Fold8 Ultra」のSIMフリー版は30万円弱〜39万円弱 いろいろスペックアップして8月7日デビューCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.