サムスン電子の新型フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold8」をしばらく試している。4:3という新しいアスペクト比に最初こそ戸惑ったものの、実機を手にしてみると、かつてない高揚感に包まれた。
これまで数々の“折りたためるスマホ”に触れてきたが、スマホでこれほどの期待感を覚えたのは久しぶりだ。これは完全に恋ってやつである。
Galaxy Z Fold8の最大の特徴であり、議論の的になりそうなのが、開いたときのメインディスプレイに4:3という新しいアスペクト比を採用している点だ。
正直なところ、発表を聞いた当初は「4:3という比率は、現在のコンテンツに合うのだろうか」「少し横に広すぎないか」と懐疑的だった。しかし、実機を手に取って画面を開いた瞬間、その考えは吹き飛んだ。気付けば、この新しいフォームファクタに完全に魅了されていた。
長らく「縦長のスマートフォン」を使い続けてきた筆者にとって、この横幅の広さは非常に新鮮に映る。17.4:9という変則的なアスペクト比を採用していたGoogleの初代「Pixel Fold」を手にしたときも横幅の広さに感銘を受けたものだが、今回のGalaxy Z Fold8がもたらす高揚感は、あのときを上回るものだ。
この4:3という比率の何がそれほどいいのか。最も恩恵を感じるのは、コンテンツを消費する場面だ。例えば、電子書籍(特にコミックや雑誌)を読むときや、動画を視聴するとき、これまでのフォルダブルスマートフォンでは、どうしても画面の上下や左右に大きな黒帯や余白が表示されることも多く、せっかくの大画面なのに表示領域が狭いと感じることがあった。
しかし、Galaxy Z Fold8ではその黒帯や余白が大幅に減少し、画面いっぱいにコンテンツが広がる。余計な部分がないだけで、これほどまでに没入感が高まるのかと驚かされたものだ。本を開くように横開きした時点で書籍として見え方が自然だと、使っていて気持ちがいい。
閉じた状態のディスプレイのアスペクト比は16:10となる。これも書籍と相性が良く、Kindleのライブラリにある書籍の表紙をいろいろ表示させたくなってしまう。なんだか、ランドセルによくぶら下がっていた小さい書籍のキーホルダーみたいな感覚
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